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次の日、朋菜は昨日と同じ港を訪れた。
しかし、そこには船は停まっていなかった。
「あれ…?」
船はどこにもなかった。朋菜は近くにいた人に訳を聞くことにした。
「あの、どうして船が来ていないのですか?」
「ああ。実は幕府が鎖国政策を始めて、中国船は長崎にしか来ないんだよ。もうこれから長崎でしか商売できないとなると、私達の生活も苦しくなるなあ」
「嘘でしょ…?」
完全に落ち込んだ朋菜は、家屋に戻って大人しくすることにした。