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※こちらはちょう長編となっております。
少なくとも、2000字以上はあるかと…
時間のある時などに、読むことをおすすめします。
ころころ視点が変わると思うのでそこはご了承ください
何日後とか、そういうのは気にしないでください
「君が心をくれたから」要素が入っております。(五感はなくなりません)
それでは本編へどうぞ♡
✂ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✂
1，思い出の花火
9年前
ﾋｭｰ ﾄﾞｫﾝ
目：ねぇ、翔太くん?
渡：ん?
目：また、一緒に見に行こうね、花火。
渡：そうだな。絶対、見に行こうな
目：んふっ。約束だよ?
渡：あぁ、また、戻ってこいよ
目：もちろん笑
これが、高校生活最後の夏の、思い出
現在 8月
渡：あっちぃ〜
辰：お兄の汗ヤバっ!!!
俺は今、橋の下で一休み中
弟の辰哉を連れて
渡：うるさっ
辰：そんなんしてたら、嫌われちゃうよ?
渡：は、?
辰：えっと〜…れん、くんだっけ?
一瞬、胸がチクリと痛んだ
渡：…
辰：また、帰ってくるの?
渡：…わかんね。よし、帰るか
辰：…へーい
9年前の思い出の花火
あれが蓮くん、との最後の花火だった
目：…懐かしいなぁ
ここの橋の下で沢山遊んだな
目：逢えるかな
連絡…してないけど
目：…ん、?
橋の下に、誰かいる
目：っ、!!
目：しょうた…くん、?
そこには見慣れた人影
帰るのかなっ…急がないと、
目：待ってｯ、
渡：…?
辰：どした?
渡：いや…なんか聞こえた気がして
辰：えぇ〜?お化けじゃないの?笑
渡：んなわけあるかっ!
あ、バス…乗っちゃった
目：…
そりゃそうだよね。あれ以来会ってないもん
もう、忘れてるかもしれないし
目：ただいま、
俺は１回上京して、実家に帰ってきた
母：ぇっ、れん？
目：そうだよ
母：おかえりっ、
母：お仕事、うまくいってる?
目：一旦あがってから話そ
目：上手く…行ってるよ
母：よかった…辛くなったら、いつでも帰ってきてね
目：うん、
俳優…俺の憧れていた職業
無事になれてたし、まだまだ未熟だったけど
あんまりそういう話はしたくない
母：そうだ。久しぶりに会いに行ったら?
母：翔太くんに
目：…そうだね。行ってこようかな
母：えぇ
翔太くん、君は覚えてる?
俺は約束、叶えに来たんだよ
忘れた、なんて言わないで
渡：…
辰：はぁ〜っ、ずっとどこ見てんだよっ!
渡：どこでもいいだろ
渡：つーか、お前が蓮くんの話したからだろ!!
辰：蓮くんのこと考えてたんだね〜ﾆﾔ
渡：だる
もう、戻ってこないかもしれないのに
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
渡：ん?
辰：俺が出る!は〜い
ｶﾞﾁｬ
辰：え!?____くん!?
辰：ーーーー!?
辰：ーーーーー!!!
なんか楽しそうに話してんな。誰だろ
辰：お兄〜!!呼んでるよｯﾆﾔ
渡：俺?
今そんな気分じゃねぇんだよな
と思いつつも出る
渡：はーい…
顔を上げると
目：こん…にちは
渡：っえ、?
渡：れ、蓮くん?
目：うん、そうだよ
やばい、久しぶりすぎて…
渡：な、なんで、っ!!?
目：なんでって…仕事が、落ち着いてきたから…かな
目：もしかして、会いたくなかった?
渡：ちがっ、そんなことない!!むしろ会いたくて会いたくてｯ
目：ふふっ、そっか。俺もだったよ
渡：ぁっ/
なんか、めちゃかっこよくなってない、?
辰：ちょっと、俺もいるんだけど
渡：おわっ!?おまえｯ!
辰：蓮くん!とりあえず、中入ろっ(腕引)
目：えっ、じゃあ…お邪魔します…
目：、やっぱ綺麗だね
渡：そうか?
目：お父さんは?
渡：あー、仕事!
目：そっか…、(微笑)
渡：っ、!
なんで、そんな顔してるの?
笑ってるのに、
なんでそんなに、悲しそうなの?
なんで、そんなに苦しそうなの?蓮くん
仕事、のこと?
上手くいってないの?
聞きたかったのに、聞けなかった俺が情けない
俺はこの沈黙が嫌で、話を振る
渡：…あ、ねぇ
目：…ん?
渡：俺、正直、蓮くんに忘れられたと思ってたけど、花火のこと…覚えてる?
俺が恐る恐る聞くと
目：うん。もちろん笑
目：もうすぐだね。
覚えていてくれた
渡：そうだな。見に行こうな?
目：うん。そのために、帰ってきたんだから
渡：っ!?/
その言葉が、違う意味に聞こえてしまう俺は、
どうかしているのかもしれない
約束の花火まであと30日
NEXT→♡500
長編でごめんなさい🙏お疲れ様です
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