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1話。
【いつもの日常】
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机に肘をつき頭をかいてはまた悩むよう唸り声をあげる自分、なんせ全くもって文が思いつかずで寝てしまいたいと現実逃避に駆られ拳を握る
母親には中3にもなってまだ小説なんて。と言われるが書きたいがために書いている事実は揺るがない、それに思春期にとっての逃げ場は趣味なのだ。
「くっそ、、なにこれ、難しすぎるだろ」
毎夜毎夜没頭してる小説は一次創作、たかだか趣味だしこれで稼ぎたい訳では無いがなんとなく投稿した小説が少しばかり伸びてフォロワーは1900人、コメントもつくようになったがネタに困りきってしまう。
暗い部屋の中ブルーライトに当てられて何度も片手でスマホをぶん投げそうになる
「趣味なのになんでこんな思いしてんの私!?あーっ、もう寝よ!明日どーせ休むし。」
そう5分の1不登校な発言を小さくだしスマホの電源を落とす。暗闇から充電器を探り引きあげた先端にスマホをさすと聞きなれた通知音が音をあげ、充電の数字が表示された。
徐な意識のまま机から振り向き5歩進めばあるベットに体を沈める。
寝れる気もしない、そりゃそうだろだって今深夜2時ですよ?なんて言葉にも出ない文を飲み込みまた明日小説を書こうと思いつつ枕にしがみつく。
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瞬きを始めるかのように目を開けると、昼なのか朝なのか絶妙な光に当てられ瞼から目へ黒のフラッシュを受ける
「ゔ〜〜、、ぁーー、、ねむぃー、嘘、眠くは無いけどめがやばぃー、夜更かし良くなさすぎるでしょ、、」
ダンゴムシと化した自分の手元にはぐしゃぐしゃに丸まった布団があり、冷房の冷たい風がひやりと頬にあたる
「、、飯食おー、」
無理やりベットで無を馬乗りにして転がるように落ちて何も無かったように体制を縦にする
「いった、、頭から行ったわ」
頭を掻きながら呟いて取り出したスマホを開いてSNSの通知を眺める。
コメントは何件かあってリクエストだったり褒めの言葉だったりで、嬉しさと共に階段から足を片足づつ外しては廊下へ向かう
「とーちゃーく、なんかあるかなぁ〜♪」
冷蔵庫を開けてみるもなかなかめぼしい物が見つからず、買い物に出ることにした私であった。
荷物をバックに入れて服を着替え、短い髪の寝癖を整えて軽く化粧をする
「よーし、行くべ、、テストもあるし!糖分摂取大事」
フードを被りながらスーパーの惣菜コーナーやお菓子売り場や野菜売り場を詮索する。いつも好きな物を買うが今日は父親が残した3000円で何かを買うよう言われていた。
それも1日分ということらしい。まぁ余裕ですけど?
「安いやつ安いやつ、、ってこの時間にあるかよ…」
小声で文句を連ねながら同じ場所をループしていく
「あ、これ安い、値下げしたのかな。この角煮とぉ、あとイカ、、あっちにラムネあったな。あとキャベツと玉ねぎ、、」
合計金額はそんな高くなく2000円ちょい、物価高だからか値引きに敏感になる。もともと細かい事に気付くからなのだろうか
「…!もしかして恋?」
「っ!?、あ、優也。」
「いぇーす!」
肩を手を置かれ身体を震わすが見てみたら自分と仲良くしてくれている大学生の女の友人であった。
「学校休んだの?」
「そ。」
少し言葉に刺されながらも会話を紡ぐ
「へぇ。せっかくだしなんか食べてく?うちで」
「いや、テスト期間だし」
「じゃあノートでもなんでも持ってきな。」
「いやだから、」
「ほら行くよ」
「え。」
なんやわんや話していたら、その人の家に行く事になりました