続きでっす!!
⚠︎注意⚠︎
⚠︎BL・中太⚠︎
・学スト(15歳)
・中也(生徒)× 太宰(生徒)
!⚠︎ちゅやんが嘘告してだざと交際する設定⚠︎!
⚠︎一部、話が進むにつれ病気表現有り(?)⚠︎
⚠︎伽羅崩壊注意⚠︎
⚠︎伽羅崩壊注意⚠︎
⚠︎誤字・脱字の可能性有⚠︎
⚠︎投稿激遅(多分)⚠︎
⚠︎文章力↓⚠︎
あと前回の注意事項で書き忘れてたんだけど、
太宰くんの性格が真反対で進みます。()
中也は逆にちょっと、性格悪いかも。
ではどぞ!!👋
中「… 今、なんて…?」
太「…?いいよ、って… 」
何て事だ。唯の嘘告が本物になっちまった。
こんな告白、誰が成功すると信じようか。
俺含め、遊戯に参加した奴全員が予想より斜め上を狙ってきたと思うだろう。
実際にそうだからな。断られる心算だったというのに、真逆了承するとは思わなかった。
況してや男の告白に。
中「… 本当にいいのか…?」
太「… うん、」
一寸待って呉れ。未だ頭の整理が追いつかない。
何故、こんな横暴な告白に応えるのか。
俺との接点なんて之っぽちも無い筈なのに、如何してなのか。
訳を聞きたい。
中「… 理由を聞いてもいいか?」
太「理由… 」
太「… 僕、誰かと話すとか、声を掛けられたりとか、」
太「本当に少ししか機会が無くて… 其れに、其の… 」
太「告白、とかは… 初めてで、」
此処まで聞いていると、此奴がどれだけ不器用なのかがよく判る。
心なしか、太宰の頬が紅潮している様に見える。見間違いだと思いたい。
初めて告白された事に羞恥しているのか、其れとも自分の発言に羞恥しているのか。
何方なのかよく判らない。否、若しかしたら其の両方か。
中「けど、俺男だぞ?」
太「… 僕と同じ男でも、其れを云って呉れた事が嬉しいんだ、」
太「其れに、性別も何も関係ないと思う、し… 」
こりゃたまげた。
あの太宰が自分の意見を持って発言するなんて。
俺は今、見たことのない太宰の姿に喫驚し硬直している。
其れと同時に罪悪感を深く植え付けられる。全てが嘘だとは当の本人が思う筈もない。
だからこそ、与えられる後悔は計り知れない程何倍も大きく感じる。
太「えっと… 中也、捃?」
俺の反応が無かった所為か、不安気に名前を呼ぶ。
其の様子は正に子供の様で、過度な人見知りの奴がする動揺の仕方であった。
はっと気付いた様に反射的に声を上げる。
中「… 嗚呼、厭、何でもない」
中「あと、俺の事は呼び捨てで呼んでいい、」
太「え、でも… 」
中「いいんだよ、じゃなきゃ俺が変に違和感感じる」
太「ゎ、判った、」
太「じゃあ、宜しくね… 中也、?」
中「… おう!」
正直、宜しくされたくないんだがな。
相手のことを全く知らない状態で始まった交際。
嘘で出来た形だけの関係だ。暫く期間が空けば、此奴とも又元のクラスメイトに戻る。
まぁ、確実にクラスメイトよりも最悪の雰囲気が俺との間に出来ちまうが。
変にしつこく彼奴等が嘘告して来いって付き纏って来るから、
仕方なくやったというのに。全く、苛ついてしょうがねぇ。
太「… あの、中也、」
中「ん?」
突然名前を呼ばれて、憤りを隠し乍返事をする。
太「… 一緒に、帰らない?」
之又驚いた。
下校の誘いを彼方からしてくるとは。今日は驚いてばかりだ。
太宰とは略初対面で話すし、告白は了承されるし、太宰なりの意見を聞く事になったしで、
其れに加えて下校の誘いを受けるはめにもなった。
此奴の知らない一面を知る事になったのは、不運なことなのか幸運なことなのか。
俺は其の問いに応える。
中「… いーぜ!んじゃ行くか」
太「…!うん…!」
あ、笑った。心底嬉しそうに。
此奴は之だけで笑うのか。単純というか、純粋というか。
… 案外、簡単に笑うんだな。太宰が笑った顔は年相応のもので、よく似合っていた。
其れからは太宰と途中まで一緒に下校した。
会話を時折挟みながら。
好きなこと、嫌いなことは何か。趣味は何か。普段は如何生活しているか。
思い浮かぶ限りの質問を互いに云い合って、応えるの繰り返しをした。
彼奴と話すのは、思っていたよりも愉しいのかもな。
と、家に帰った直後にふと感じた事だった。
太宰と交際を始めた事を彼奴等に云えば、
予想通り笑い話にされる事になった。
男と付き合うとかマジかよ中也!
然も相手はあの太宰捃だし。
頑張ってね中也くーん
語尾には絶対笑いの文字が含まれている。罰遊戯を始めたのは其方だろうが。
変に同情もされて、苛立ちを覚えた。
… 其の罰遊戯に参加した俺も多少悪いとは、勿論思っている。
其れでもだ。
矢っ張り辞めておくべきだったのだ。
確かに何時もと変わらない毎日が大きく変わったが、面倒ごとは御免だ。
結局、彼奴等と話し合って太宰と交際をする期間は一ヶ月だと決まった。
長いような短いような。微妙な処。
中(… まぁ、適当に過ごしとけば直ぐ終わるだろ、)
なんて、安易に考えてた俺は莫迦だったと思う。
相手は太宰である事を忘れて。
太宰と交際して1日目___。
太「ち、中也… 」
中「ん、如何した?」
午前の授業を終えて昼飯の時間になった頃。
此の日は学校の給食ではなく、持参した弁当を食べる日だった。
如何やら前日の給食の中に異物混入が確認されたらしく、
今後一週間は給食を口にせず、弁当を持参して来る様にと決まった。
其れ迄は安全確認みたいな事を念入りにしてから、又給食を再開すると。
俺のクラスでは自由に昼飯を食べていいとなっている為、
周りには机を動かしたりして友人とお喋りし乍、箸を進める姿がちらほらと見られる。
太「… 其の、よかったら… 」
此の慣れてない感じ。否、太宰の場合は何事にも慣れていないのか。
口篭って上手く伝えられない様子。
緊張しているのか恥ずかしいのか、顔を俯かせ、視線を泳がせていて一向に定まらない。
… 如何やら、昼食の誘いをしたいらしい。
俺は助け舟を出す事にした。
中「… 昼飯、一緒に食うか?」
そう云うと、太宰は勢いよく顔を上げて瞳を輝かせる。
予想は的中したみたいだ。
其れにしても、下校の誘いは出来るのに昼飯の誘いはし難いのか。
違いがよく判らない。
多分本人にしか理解出来ない事なんだろうな。
取り敢えず、俺は弁当箱を手に持ち、太宰の席の方に移動した。
後ろであの罰遊戯をした奴等が、此方を見て小さく笑っていたのが聞こえる。
もっと上手く隠して笑え。太宰に聞こえたら如何するんだよ。
軽く舌打ちをして眉間に皺を寄せていた刻、太宰が俺と対面する形で前に坐る。
太「若しかして… 嫌だった?」
太宰は俺の顔を見た途端に心配になったのか、
顔色を伺い乍丁重に聞いてきた。
中「あ、厭、そうじゃねぇよ、」
中「一寸… 嫌な事思い出してな、」
太「そう…?」
まるで小動物の様に縮こまった侭納得する。
未だ俺の顔が険しい侭だったのか、太宰は其の後も俺の様子を気にし乍話を進めた。
視線を何度も寄越された事で判ったが、太宰は人の顔色をよく観察してから接する様だ。
其の証拠に、先刻から弁当の中身にある具をお裾分けしようとして来る。
之は俺の機嫌をとろうと努力しているのが見て取れる。
中「… 太宰、」
太「…?」
中「俺は別に怒ってる訳じゃねぇんだ」
中「太宰が悪い訳でもない」
中「だからあんま気にすんなよ、な?」
確りと太宰の所為ではないと言葉にしておく。
でなければ、何時まで経っても太宰はずっと此の調子で過ごす事になるからな。
言葉を聞いて安堵したのか、一瞬肩の力が抜けた様に見えた。
顔にあった緊張も幾分か緩んだ様だ。
太宰はうん。とだけ云って又箸を進める。
其の刻だった。太宰が口に食べ物を運んだ際に、口元に小さく米粒が添えられてしまったのだ。
俺は気付かずに食べ進める太宰を見て思わず笑ってしまった。
太宰は判らない顔をして頸を傾げる。
中「… 米粒、付いてんぞ、」
太「… ぇ、ど、何処…?」
言葉の意味を理解した途端、頬を直ぐに赤らめる。
そして、行き場のない手をわなわなと動かし始めた。
そんな仕草が可愛いと、一瞬でも思ってしまったのは勘違いにしておこう。
俺は軽く笑った侭、口元に付く米粒を取ってやる。
中「ほれ、」
太「… ぁ、有難う… 」
更に顔を赤くしてしまった。耳まで真っ赤。
自分でも顔に熱が集まっていくのが判ったのか、太宰は両手で頬を覆う。
… 可笑しい、男相手に可愛いなんて。絶対に可笑しい。
けど咄嗟に思ったことであるから、此の想いに間違いは無いらしく、
大変参った。
太「… 中也?」
あ、又固まってたらしい。
中「嗚呼、すまんすまん、」
笑って色々と誤魔化す。
之は太宰に悟られてはいけないと思ったから、
一先ず話を逸らして昼食を食べ進める事にした。
… 少し、太宰に対する気持ちが変わった気がすると思うのは、
俺の気の所為だろうか。
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んじゃまた次回に!!
ばい!!!👋
コメント
6件
ドストライクですありがとうございます😭😭✨✨
ねぇ好き!!!ガチでよわよわで子供のように無邪気な太ちゃんが大好きなんだ...😇
さいこうだ