まだ希望はあるって入力した記憶ない。なんだこれ
俺は何もかもを後回しにして走る 。
誰よりもわどを優先する 。
わどがすきだから 。
疲れたって気にしない 。
だって …
通知が鳴る 。
「 kunさんまだですか? 」
ごめん 。
もうすぐだから 、 待っててくれよ 。
「 僕もういっちゃいますよ 」
やめてくれ … お願いだから …
「 わどるど !!!!!! 」
声を荒らげる 。
今までで一番の声を 。
橋の手すりに座っている彼を見つけた 。
「 待てよ … お願いだから … 」
本当に情けない 。
大人気ない 。
彼の元へ行く 。
「 遅いですよ kunさん … 」
涙を堪えている声 。
明らかにいつもの声では無い 。
「 お前まだ20だろ 。 せめて30まで生きてくれよ 。 」
無理な願いなのは知っている 。
「 … kunさん知ってるでしょ 」
知ってる 。
無理なのは知ってる 。
「 分かった 。 無理しなくていいから 。 25までは生きろよ 。 」
すぐに病むの知ってる 。
裏で無理してるの知ってる 。
あんなに優しい奴が 、 傷ついてないわけが無い 。
無理しないでって
言ったのに 。
わどるど視点
kunさんだって無理してるじゃん 。
僕に話してくれてもいいじゃん 。
待ちくたびれたよ 。
kunさんしか考えれないよ 。
勉強とか 、 もういやだよ
吐き気がする 。
上を向いて堪える 。
「 なにやってんの 。 」
涙が出る 。
「 わど 。 」
「 ッ “ なんですか 、 ッ 」
声が出ない 。
喉から来てる 。
夜に食べた味のしないご飯が出そう 。
kunさんの頬に滴が降る 。
「 吐くなら俺の家来いよ 。 」
いやだ 。
kunさんの家を汚したくない 。
死ぬほうがましだよ 。
片足を上げて橋の反対側に回す 。
「 ッ 、おい ! 」
kunさんが声を張る 。
手を掴まれる 。
「 やめてくださいよ 」
もう片足も回して 、片手を橋の手すりに 。
体重を後ろにかける 。
「 kunさん 」
「 僕ずっとkunさん好きでしたよ 」
泣きながら言う 。
「 俺も好きだ
だからちょっと待ってくれよ 。 」
kun視点
「 待ちくたびれましたよ 。 」
俺が悪いの知ってる 。
正直もうお手上げかもしれない 。
手を振り払われる 。
「 ごめんなさい 」
震えた声が聞こえた頃にはもう遅かった
「 待たせた俺が悪かったな 。 」
「 今俺もそっちに行くからな 」
最後に彼奴のマフラーと帽子取って手に持つ 。
「 大好きだ 」
「 わどるど 」
コメント
2件
え?神すぎん!?