テラーノベル
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洞窟で寝ていると、奥の方から音がした
カチッ という音の後、
辺りは大きな音が立った
「月人さん…っ、大丈夫ですか」
「奏斗!瓦礫が…」
「…」
しばらく横を見た後、奏斗は言い放った
僕は大丈夫です。先に行ってください…!
空叶視点
「…つまり、どうなっとるねん。」
自分でもわかるような、低い声で言った
こんな状況は、初めてだった。その証拠に、風香は真剣だが冷や汗をかき、美咲はとてもあわあわとしたが、目の奥には、真っ黒な不安が渦巻いていた
「もう、西中部で凶悪な卵が孵化した頃でしょう。要するに大虐殺が始まるんです」
「おー。で?月人は?その他どうするん?」
「安否を確認しなきゃいけません…おそらく無事でしょうが…」
「……っ”アレ”が発動されるのは…懸念…」
いやいやいやいや陛下。なんじゃそりゃ。
なんかこの状況普通に自分に回ってくる感じやんな。うん。
というかアレとはなんぞや。もーこの陛下いつもは出ないくせに出た時は退屈じゃなさすぎる感じで適温を知らないんかな
「……わかった、俺月人探してくるわ!」
「ちょっとあんた!?そんな準備なしに!?」
「っさいわ!几帳面にやっとる暇はないやろ!」
足早に自分は部屋を出て、まず自宅を目指した。
「残念ですが、その通りです。風香、海上の観測、都市部への伝達を頼みます。
美咲、あなたは神子と四島地方に伝達なさい。」
*
「〜♪」
「空叶!」
ふと後ろを振り返ると、清水が立っていた。
「…ほんまに行けるんか?一人で。」
「奏斗もわからん、弟と将来有望な後輩に傷つけたくないわ〜。」
そういうところ…と始まるお説教
こいつは自分より年上だからと、なんでか自分の事になると心配症になる。
「あー。いや間違えたわ。後輩兼弟嫁だわ。」
「んなっ、早とちりがすぎるわ!」
「ありゃりゃー。多めに見てよ旦那〜」
少し和んだ時間が流れた後、ハッと我に戻ったのか、また怒り始めた
「あんたっ!またそうやってそらそうと…!」
「ごめんなっ、また来るわ」
月人視点
「はぁっ、はっ、はっ…!」
(すまん奏斗…っすまん!)
闇雲に森を抜ける勢いで走っていると、いつの間にか海風が吹き始めた
「はぁ、はぁ」
看板は、
「この先 南部地区 教会方面」
こっから先には、雫という親友がいる。
雫は軍部に所属しているシスターで、なんでか英語もペラペラ。自分がとても吐血していた頃は何度も助けてもらった
キヒィィィィィ!
「ひっ”!?」
ただ無我夢中に前に走った。橋を越えて、それの目の前に辿り着いた
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コメント
3件
急展開&新キャラ登場に目が離せません…! 続き楽しみにしています🫶
読み終わったよ〜🥀 洞窟の崩落から始まって、もうハラハラしっぱなしだった…!奏斗が「先に行ってください」って言い放つシーン、めっちゃ心にきた。自分のこと後回しにする覚悟、重い…。 空叶の関西弁のノリ、シリアスな場面で和むわ〜。「陛下」のミステリアスな存在感も気になるし、月人パートでの雫さんって人の登場もまた気になる展開。 最後の「キヒィィィィ!」で一気にホラー感増して、鳥肌立った。看板タイトル回収の仕方も好き。続きが気になる…!🌙