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編み紬の羽
「天ちゃん!」
優しく朗らかな声が耳に届く
美しい白百合の咲く野坂で座り込んでいた時に
振り向いた先にいた彼女の名前と同じ色の短い髪
春風に吹かれてふわりと広がり右に流される
その髪が長く重なって見えるのは目の錯覚だろうか
「どうしたの?」
返事をすれば端正な顔に喜色が滲む
こっちにおいで
私の名前を呼ぶ
遠い夕陽のスファレライト
大祝天歌 おおほおりあまか
大きな神社のお嬢様
神結萌葱 かみゆもえぎ
天歌専属元メイド