テラーノベル
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…昔昔、私が小さい頃の話
私は両親とカレン姉さんとトキで幸せに過ごしていた…
カコは猫だからその時はまだ居なかったね…
あの子を拾ったのは今から話すこととはまた別の話…
…私はとある村に住んでたんだ。
私は何処にでも居る普通の女の子だった…
でも、ある日の事…
とある山で遊んでたんだ。
その日は穴の近くで遊んでしまって、トキが足を滑らせて落ちてしまったんだ…
「キャッ!?」
「トキ!」
その時助けようとした姉さんも一緒に…ね?
私はすぐ村に戻って助けを求めたよ…
「助けて!姉さんが!トキが!」
ってね。
大人たちは色々試してた。
でも結局二人は見つかんなかったんだ…
それを両親は凄く悲しんだよ…
そして両親私に暴力を振るったり、
罵声を浴びせたり
「なんでアンタが生きて二人は…」
ってことを言われたりしたな…
学校に行く年齢になってからは
「人〇し…」
と言われていじめられ…
それがずっと続いてたある日…
私は何かがプツンと切れたんだ。
そして気づいたらナイフを眺めてた。
その時気づいたよ。
「全員〇しちゃえば良いんだ、みんなこれであの二人と一緒だよね?」
ってさ、
今思えば自分だけ向こうへ行ってれば良かったのに…とか思ったよ。
私もあの穴に落ちていれば二人と会えたのにね…?
でも私はそれをしなかった…
まず両親、
謝って命乞いをしてたよ
「ごめんなさいっ!許して!」
だとか
「俺が悪かった!だから命だけは!」
とかさ、意味わかんないことほざいてたよ…
そこから村の子供を皆〇し、
悲鳴が綺麗に響き渡ってたなぁ。
それで襲いかかってきた大人たちを片っ端からやった。
「子供の恨み!」
とか
「悪魔の子め!退治してやる!」
とか言ってたな。
普通に1000人は〇してたよ…いや、それ以上かもね?
んで、村に火をつけて全部炭にした。
その後穴に自ら落ちた。
炎が燃え盛って煙が上がった あの景色…綺麗だったなぁ。
目が覚めると綺麗な雪景色が広がってたよ。
雪がクッションになったみたいだったね。
少し辺りを見渡してるとディサピアが来た。
その時私はなんも感じなかったよ。
「おい…お前、落ちてきたのか?」
って聞いてきてさ。
「…そうだけど…なんか用?」
って聞いたらディサピアは私を担いで自分の家まで連れてってくれたな…
その時姉さんとトキと合流して、私その時どんな顔してたんだろ。
そこからチョーカー買って貰ったりカコと出会ったり色々してね。
初めはモンスター達からすごい人気者だったけど、後々人気は落ち着いたよ。
普通の暮らしをしてたんだ。
普通の幸せってこんなにいい物なんだ、なんておもったりしてね。
…でも事件は起きた。
少しづつモンスター達からも虐められるようになったんだ。
初めはそこまで気にしてなかったけど。
だんだんエスカレートしてさ。
姉さん達にバレないようにするの大変だったよ。
…それが長く続いて。
とある夜、あの事を思い出したんだ、昔の…村の事。
…結果的にまた虐〇の思考に走ったよ。
その次の日、朝の事、カコに
「今日は大人しくここにいてね?」
っていって外に出た。
…でもカコ、なんか怯えたような顔してた。
なんで?
そして、また全員〇した。
家族とディサピアと一部の生き物を覗いて全員…ね?
でもディサピアは止めるものだから
〇されるのを望んでるのかな?
って思って私が〇しに掛かってあげたよ。
でも防御したり避けたりするから面倒だったな。
あの戦闘でチョーカーも壊れかけたし。
君まで嫌な事してくるの?
そんな思考がよぎってた…
でも急に悲しくなって、あの世界ごと壊した…
それからは知ってる通りだよ…
全部思い出した…
全部全部…
今目の前にある物も壊してしまおうかな。
あの時みたいにさ。
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