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りょうたside
たろうさんのお迎えを待っている間
彼女のお腹が鳴り出した笑
グウ~
「あっ!え?聞こえた?」
「あ~うん」
みるみる内に真っ赤になる
-この世にこんなかわいい生き物が
いるだろうか…
「ごっごめんなさい」
「フフ、お腹空いちゃった?」
「…いつもお腹は空いてる…」
「え?あっいつもお腹いっぱい
食べられないってこと?」
「そうです」
「かわいそうだな…でもさ、俺が
気にしないでたくさん食べなとか
太っても気にしないよっとか
言っても意味無いんだよね?」
「そうです……」
-私の代謝の悪さは筋金入りだ
そして食欲お化けなのだ…
「でもさ、1度食べ過ぎたくらいで
すぐに太るの?」
「あ~りょうた、甘いなあ~
私は、自分がお腹いっぱいだなあって
くらい、食べると1度で2キロ
増えちゃうんだよ!」
「え?それって食べる量も
凄いんじゃあ…」
「そうだと思う…今度、競争してみる?」
「フフ、遠慮しときます。どさくさに
紛れてたくさん食べようとしてるでしょ?」
「アハハハハ」
「でもさあ、増えたら減らせば
良いんじゃないの?」
「あ~2キロ減らすのに1ヶ月かかる」
「それは…」
「どうにもならないんです笑」
「かわいそう…何か力になりたいなあ」
「じゃあ、今日の夜ご飯、一緒に
作ろ?チュ♡」
「あ~チュッ♡何が食べたいかな~?」
「チュウ♡う~ん何が良いかな~?」
イチャイチャを繰り返しながら
考える笑
「じゃあ寒くなってきたし
グラタンは?」
「…グラタンかぁ…カロリー…」
「大丈夫、低脂肪の材料を揃えて
クリームソースは手作りすれば
良いし、たろうさん達には
普通のチーズをかければいけると
思うよ。マカロニは、糖質オフのが
あるし笑」
「おお!りょうた、天才!ギュウ♡))」
-流石、私のりょうた!
・・・
まあさside
あさぎりに何が足りないか、聞いて
3人でお買い物…
皆に挨拶をしてもらって、施設
説明を聞いてもらう。
それから、キッチンへ
「え?パッと見た感じより広かった…
それに、キッチン機材も
プロ仕様だね…」
「そうなの?あさぎりとゆうぎりが
管理してくれてるから、詳しくないな」
「いや~凄いよ~良いなあ、
こんなところで、毎日食事作れたら
最高…」
「作れるでしょ?これから、ずっと」
「え?まあさ、意味わかってる?」
「え?意味ってそのままじゃないの?
これからりょうたとずっといるんだし
毎日でも、一緒に作れるよね?」
-あ~意味わからないんだ…でも
なんの疑いもなく、ずっと一緒に
いれるって思ってくれてて嬉しい
プロポーズは、ちゃんとしたいから
もうちょっと秘密にしておこう
「そうだね~本当の意味は
まだ秘密ねチュッ♡」
「ああ~教えてよ~チュウ♡」
・・・
人数が多いから一気に色んな作業が
進む。結局、男性陣は普通のグラタン
女性陣は、カロリー控えめのグラタン
となり、野菜スープとミモザサラダも
添えた笑
all「いただきま~す!」
「あ~カロリー控えめでも
気にならない!美味しい~
りょうたありがとう♡
また、作ろうね~」
「ありがとう♡
喜んでもらえて嬉しい。」
a「本当、みやだて様、お料理
上手ですね~とても美味しいです。」
「ありがとうございます。
あの…俺のこと、りょうた呼びで
良いですよ。様つけなんて申し訳
ないので…」
皆が一斉に私を見た
「え?何か俺……」
「違う違う私のせいですね。
私以外に名前で、呼ばれるのが嫌だから
皆がそうしてくれてるの。」
「どうして?」
「……やきもちだよ…他の人に
りょうた~なんて呼ばれたら…」
皆一斉に青ざめる笑
「じゃあ、せめて様じゃなくてくんで
お願いします!」
また一斉に……
「それじゃ、みやだてくんで
お願いします笑」
「わかりました。」
続く