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── 「 お、おはよ 」
教室のドアを開けて挨拶をした。
けれど、やっぱり誰も返事はしてくれなかった。
𝒚𝒖𝒏𝒂 「 おっはよ~!」
と、次に入ってきたのは
学年で1番人気者の優奈だ。
みんな次々に挨拶を返していく。
「私とは大違いだな…、笑」
もう慣れたはずなのに、
どこか苦しいと思ってしまっている。
しばらくして予鈴がなった。
教室にはまだ担任は来ていない。
すると、教室のドアが勢いよく開いた。
Yuuto「 はぁっ、はぁっ、」
息を切らして入ってきたのは、
遅刻魔の勇斗だった。
その次に担任が入ってきた。
担任 「 勇斗、遅刻しすぎだ。」
と、担任は手に持っていた出席名簿で
勇斗の頭を軽く叩いた。
担任 「 まぁ、いい。出席を取る。席に着け 」
そう担任が言うとみんな席に着いた。
私は憂鬱で仕方がなかった。
「 今日も名前、呼ばれないんだろうなぁ… 」
─── 結局、私の名前は呼ばれないまま出席取りは終わった。