テラーノベル
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夕方になり、学校に行っていたメンバーが次々とシェアハウスに帰ってきた。扉を開けると、リビングからは穏やかな笑い声が聞こえる。じゃっぴ、なお兄、るなちゃんの3人が、どぬとゆあんくんと遊んでいるようだ。
「ただいまー!」
シヴァが声をかけると、じゃっぴが振り返った。しかし、その顔はどこか疲れているように見える。
「おかえり!大変だったんだぞ、今日は!」
じゃっぴの声に、たっつんやうり、もふくん、えとさんも顔を見合わせる。何かあったのだろうかと全員がじゃっぴの言葉に耳を傾ける。
「ヒロくんが、熱出しちゃって…」
じゃっぴの言葉に、その場にいた全員が息をのんだ。えとさんが慌てて「ヒロくんは!?大丈夫なの!?」と声を上げる。
「今は落ち着いて、寝てるよ。るなちゃんがずっと看病してくれてさ」
じゃっぴの報告に、るなちゃんが照れたように笑う。奥の部屋からすやすやと寝息が聞こえてくる。普段からやんちゃなヒロくんが大人しく寝ている様子に、みんなは心配しながらも少しだけ安堵した。
「どぬも、実はトイレ失敗しちゃって…」
なお兄が付け加えると、どぬが恥ずかしそうに顔を隠した。えとさんが「どぬー!」と優しく抱きしめ、「よく頑張ったね」と頭を撫でる。
「マジかよ、今日一日でそんなに色々あったのか…」
うりが目を丸くして呟く。もふくんも「これは想定外だね…」と眼鏡を押し上げた。
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