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コンコンッ
「…失礼しま……何やってんすか。」
「ゆい助けて〜」
「…………いや助けませんよ、自力でどうにかしてください。」
「動〜け〜な〜い〜!た〜す〜け〜て〜」
「…………フッ…!!……………」
「今笑ったよね!笑ってないで助けてよ〜、」
「いや、笑ってませんよ。…………ハァ……失礼します。」
ゆいの力を借りて私は無事に抜け出すことか出来た。
いや〜、助かった〜…………えっなんであんな事になったのか?…
…え〜この事ゆいには内緒にしといてよ?絶対バカにしてくるもん
えっとね、ゆいが来るで軽く運動しようと思ってマットを用意したのよ、そしたら躓いて…………って感じ
「ゆいありがとう〜、助かったよぉ〜」
「……それよりお嬢様ウィッグが乱れておりますよ。」
「ウェ?………本当だ〜!」
失敗した〜!ウィッグ取ってから運動すればよかった〜
慌てふためく私を横目に、ゆいは青色の鳩の髪飾りとクシを持って戻ってきた。
私はゆいからクシを渡され乱れた黒色のウィッグを整える。
「…………ね〜、ゆい?そんなにお父様とのお話って長かったの?」
「いえ。旦那様とは15分程度で、お嬢様のお部屋に向かう途中で奥様、佐原さんと少しばかりお話を、……ところでお嬢様、大丈夫でしたか、」
「ん?何が?」
「お嬢様が派手に、何もないところで転ばれておられました………っと佐原さんがおっしゃておりました。」
佐原さん……内緒って言ったのに〜、
「え、ええ。だ、大丈夫よ」
「……そうですか」
髪をとかしおえ、私達は部屋を出て玄関の方に向かう。
「……ね〜、佐原さんにも聞いたんだけど((」
「家族の話ですか。佐原さんからお聞きしました」
ゆいはは、こちらに振り向かず答えた。
「…ゆいは大切な人っているの?」
「…………おりますよ」
「え、それってわた((」
「何いってんですか、違います。……むしろお嬢様のことは…大嫌いです」
む〜、……まぁー分かったてたことか、私を殺そうとしてくれるもんね
しばらくそんな話をしていると玄関に着いた。
「あっ、お母様!」
「ひより!もう行くの?」
「うん!今日日直なんだ〜」
「日直頑張ってね〜、……ええ、……ひより少しこっちにいらっしゃい?」
言われた通りお母様の方に行く。
「…………よし、出来た。ゆ〜ちゃん、鏡〜」
「こちらに」
いつの間にかゆいはの隣に姿鏡が置かれていた。
鏡を見ると、頭に青色の鳩の髪飾りが付いていた。
「ありがとうございます!お母様」
お母様は笑顔で私の頭を撫でた。
「ひより、気おつけて行ってらっしゃい。」
「はい!行ってきます!」
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