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私の名前は「サエジマハルオ」だ。
漢字で書くと、「冴島晴夫」となる。
この小説の主人公の名前でもある。
そして、私自身の名前でもあった。
この名前を聞いて、何か思い出すことはあるだろうか? おそらくないだろう。
なぜなら、私はその名前を捨ててしまったからだ。
捨てたという言い方が正しいかどうかは分からないが、少なくともそう感じているし、それこそが正解だと思う。
なぜ私がそんなにも恐れられているのかは知らないが、私はただ君たちのために働いているんだ。私はただ自分の職務を果たしているだけだ。
この世界は混沌としている。しかし、それでもなお秩序を保ち続けるためには、我々人類が団結して事に当たらなければならないのだ。
君は誰だ? そうか。君の名前は『J』か。それでは『K』と呼ぶことにしよう。
君たちは何を恐れている? どうして恐れる必要がある? 私はただ世界を救っているだけだ。そのために動いている。それだけのことなのだよ。
君の言うとおりだ。我々は協力し合わなければならない。なぜならば、それが我々の使命だからだ。
しかし、時には妥協が必要なこともある。君はまだ若いようだから、よく覚えておきなさい。……いや、これは失礼。今のは忘れてくれ給え。
私は『A』。それ以上でも以下でもない。
さあ、今日は何の話をしましょうか? そうだね、君たちの世界での神話なんてどうかな? うん、いいね! じゃあまずはギリシャ神話の話を聞かせようかな。
えーっと確か、ギリシャ神話で一番有名な話は…………あれ、なんだったっけ? ああ、思い出した! ゼウス