「雨の所為」
紫くんメイン
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・嘔吐表現あり
・がっつり体調崩してます
上の表現等が苦手な方はそっと別の作品に行くことをおすすめします。
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紫side
今日は雨が酷い。
しかも俺の家で会議がある。
雨が強くなる程俺の頭も同時に痛みが増す。
薬を飲んだって効かない程だ。
頑張って乗り越えるしかないよな..、。
ぴーんぽーん)
インターホンの音が鳴り響く。
インターホンの音でさえ俺の敵だ。
ドアを開けるとメンバー全員揃って来ていることが分かった。
紫「お~..、一緒に来たんだな、。」
桃「そう.ᐟ水と一緒に来てたんだけど、3人とも拾って来た.ᐟ」
赤「拾って来た、?」
桃「言い方が悪かった..、?」
赤「そうだろ」
会議が始まった。
俺の頭の痛みは治らないまま。
ずきっ)
今までにない痛みが俺を襲った。
紫「ぃ”、っ~…、」
桃は心配そうに俺を見つめていた。
桃「紫~…、大丈夫、?」
紫「ぁ..、大丈夫大丈夫…..、っ、」
桃「…、そっか、」
そう言った桃の表情はまだ少し曇っていた。
桃「少しでも体調とか悪かったら言いなよ、?」
紫「..、ん、」
突然視界が一気に歪んだ。
視界が歪んだのと同時に強い吐き気が俺を襲う。
突然の事で焦った。
「ごめん、トイレ行ってくるわ~」
こんなことも言えずに。
俺の隣に座っていたのは 赤 だった。
赤の服を少し引っ張ってみた。
直ぐに気づいてくれた。
気づいてくれたけど、その瞬間に上がってきてはいけない物が首の辺りまで上がってきた。
紫「ぅ”、」
そんな声と同時に口を抑えていた俺の手をそっと赤の手が包み込んだ。
他のメンバーも必死にゴミ箱や袋を探しているが見当たらなさそうだ。
ゴミ箱が見つからない原因は分かっている。
メンバーが来る前にも凄い吐き気に襲われて吐いてしまった。
その後に処理しようとしてキッチンに置いたままだった。
いつもはリビングにあるから見つからないのは当たり前だろう。
そんなことを考えていたらいつの間にか赤の手に吐いてしまっていた。
紫「う”ぇっ、ぉ”ぇっ..、 」
赤「上手上手、」
紫「はぁっ、お”ぇ”、ひゅっ..、は、げほっ、」
赤「ゆっくり呼吸しよっか、」
紫「す~..、はっ、けほっ、すっ、は..、」
赤「…、よく出来ました」(にこっ
紫「っ”、ぅ”、ひぐっ、」
赤の声が暖かくて、優しくて、泣きたくもないのに涙が溢れ出す。
紫「ごめっ、なさぃ、ひぅ”、ぐすっ」
赤「別に気にしてないよ~?」
赤「手ぐらい洗えばいいし、今は紫の体調優先.ᐟ」
紫「ん”ん~..、ひっく、げほっ」
赤「泣いたらもっと辛くなっちゃうよ~?」
赤「皆寝室に居るらしいからさ、一緒に行こっか.ᐟ」
紫「..、ぅん、」
赤「偉い偉い.ᐟ」
その後俺はうがいを済ませ、赤と一緒に寝室へ向かった。
俺は歩けそうになかったから赤におぶってもらった。
すごく心地よかった。
がちゃ)
桃「紫~.ᐟ大丈夫だった?!」
水「ほんとに焦ったんだから~.ᐟ(半泣き」
黄「水ちゃんに関しては号泣してたもんな、」
緑「黄ちゃんこそ落ち着きなかったでしょ~?w」
黄「うわぁ.ᐟそれは言わないお約束~.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ(半泣き」
皆の声が暖かかった。
優しかった。
すごく安心した。
さっき泣き止んだ筈なのにまた涙が溢れ出す。
紫「ぅ”~..、ぐすっ」
赤「も~.ᐟ泣き虫め.ᐟw」
紫「らってぇ..、ひぅ”、ひっく、 」
桃「泣いちゃうなんて珍しいね~、」
水「まぁ、そんな日があってもいいんじゃない?」
黄「そうだね.ᐟ」
緑「普段甘えてくれないしね~」
桃「今日は散々泣いて甘えちゃえ~.ᐟ」
こんなに泣いてしまったのも
“雨の所為”かな。
𝙚𝙣𝙙 .
コメント
2件
うん、控えめに言って神だァ☆ 俺には到底真似出来ないね✨️