幽霊になってました。

【???視点】

???『…ぇ、ここどこ…』

気がつくと知らない場所に1人ポツンと立っていた

辺りを見渡す

ここは住宅街か、？

今は夜やから街灯が付いてた

だが周りの家の明かりは一つも付いていないのを見るに真夜中だと薄々思う

???『…ぇ、どうしよ、』

突然知らないとこに、何も覚えてない状態でいたため何をすればいいか分からない

とりあえず人がいないか探すことにした

ユラユラと辺りを探索してみる

すると目の前に酔っ払ったのか街灯の下で寝てる人がいた

街灯の傍には噴水があってそこには時計があった

何となく夜中なのは分かるが詳しくは分からないため時計を見る

今は午前の3時

???『めっちゃ真夜中やん…』

あと2,3時間くらいで太陽が出てきそうな時間

…ん？待って今俺幽霊やんな？

???『日に当たったらやばいんじゃね、！！？？？』

俺はそのことに気付き急いで隠れ場所を探しにスピードをあげた

現在は午前4時半

朝日が出てきた

???『…間に合った……』

俺はギリギリ廃墟を見つけ中に入った

幽霊になると壁とか関係なくすり抜けられるのでなにかと便利だ

することがないためここで寝ようとした…

幽霊って寝れるのか？？

目を閉じると眠気が襲ってきた

一応寝れはするみたいだ

『〜…？』

…？声がする

『ぁ……さ…』

俺が見えるはずがない…でもなんか叫んでる…

『あのｯ！！』

???『ｯ、！？』

『あ、起きた』

、は？俺の事見えるんかこいつ…ｯ

目を開けると目の前で俺の事をじっと見つめる彼がいた

俺の後ろは壁のため見てるのは俺だと気付く

???『…ぇ、見えるん？…』

『…？はい見えますね』

何を当たり前なという顔で言う

いや、え？やって幽霊やぞ俺…

『…幽霊なんですか？』

???『…ぇ』

え、急すぎん？？？

いや幽霊やけどもめっちゃ急に聞くやん

『いや、身体透けてるんで…まぁ気付いてて起こしたんすけど…』

何言いたいんこいつまじで

するとまた眠気が襲ってきた

外を見るとまだ明るい

日が出てる間は眠くなるんか、？

『…あの』

俺が外を目を擦りながら見てたら話しかけられた

???『…なに？』

『あんた名前は？』

名前、名前なんて覚えてない

自分のことは一切覚えていない

???『…分かんない』

『…ぇ？』

???『覚えてない、自分のこと』

???『全部』

そう言うと彼は考え始めた

しばらく考えて彼は口を開く

『良かったらワイに着いてきてくれませんか？』