〜赤井秀一side〜
怪しい女達が隣に引っ越してきた
子供と女子高生らしい子がいたが,妙に怪しい
GPSと盗聴器をロウ,という女性に仕掛けた
彼女達が家に入ったのを確認して俺も家に入り盗聴器を確認する
イッテツ「ね”ぇ”マナく〜ん!僕男児って言われたんだけど!
そんなに俺って男の子に見える…?」
まず第一にそんな声が聞こえてきた
待て,あの子女の子だったのか!?
マナ「え〜?テツはこんなにも可愛い女の子やん♡あいつの見る目がないだけ! 」
くっ,見抜けなかったのが悔しい
パンパンと手を叩く音が聞こえた
『はいはいお二人とも,早く荷解きしますよ』
バタバタと走る音が聞こえる
ロウ「お前は行かなくて良いのかよ 」
『おや,そういうロウさんこそ』
なんだか大人びた少女だな
『わたくしのものも少ないですし…ロウさんも大体そんな感じでしょう』
この話し方,かなり良いところのお嬢さんか?
ロウ「まーな」
声がどことなくブスっとしている気がする
『カゲツさんと離れるのそんな嫌なんですね』
ロウ「なっ!」
カゲツ?何処かで聞いたことが…
『はーやだやだ馬鹿ップル
わたくし憧れちゃいますから辞めてください』
ロウ「お前も好きなやつくらい作れば良いだろ」
あの子,本当に子供か?
『そんな簡単に作れれば苦労しません!
はぁ…すーさんやミサキだけは仲間だと思っていたのに…』
ぷりぷりという効果音がつきそうな声だ
ショウ「おや,恋バナですか?」
マナ「お姉さん達も混ぜてや♡」
荷解きが終わったのか,残りの女性がやって来た
マナ「あ,その前にちょっとだけええか?」
その時かちゃり,という音が聞こえた
ショウ「マナ?面白くない冗談は辞めて下さい」
マナ「うちは本気よ?ばーん! 」
キーン!と耳からそんな音が響く
マナ「あれ,完全に壊したおもたんやけどなぁ 」
マナさんはそう言って盗聴器とGPSを持ち上げた
マナ「今度は偽らんで話しましょ,赤井秀一さん?♡」
その言葉を聞いて俺は目を見開いた
ショウ「残念ですねぇバレちゃって…
まぁ,宇宙旅行を楽しんでください」
『___________』
宇宙旅行?なんだ?
そこから何も聞こえなくなる
急いでGPSを確認すると何処にも表示されなかった
もしかして,本当に宇宙に飛ばされてしまったと言うのか?
わからない,謎が多過ぎる女性達だ
それに最後のあの言葉が忘れられない
『わたくし達の事を探ったら,容赦なく貴方も周りの方も殺しますから大人しくしててくださいね?』
あの子は本当に,子供なのか?
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