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集会が終わり、生徒たちは教室に戻りつつ、教員たちはそれぞれの場所で談笑している。青空るるはホークスのところに歩み寄り、ニコニコとした笑顔を浮かべて声をかける。
青空るる「ねえ、ホークス先生。ちょっといいかな?」
ホークスはリラックスした様子で、すでに集会の余韻に浸っているが、青空るるの声を聞いて振り返る。
ホークス「ん?なんだ、青空?」
青空るるは、目をキラリと輝かせながら、わざと自然体で質問を始める。
青空るる「君ってさ、公安直属なの?ただの勘だけど。」
ホークスは一瞬目を見開いて、まさに青空るるが予想した通り、驚いた様子を見せる。しかしすぐに表情を戻し、何とか冷静に返そうとする。
ホークス(焦りを隠して)「え、何言ってるんだよ、青空。公安なんて…ちょっとした勘違いだろ?」
青空るるは少し首を傾げながら、にやりと微笑む。
青空るる「あれ、そう?でもね、君の行動とか、ちょっとした動きに…なんとなくそう感じたんだよね。公安直属って、やっぱり一般には隠すべきだし。」
ホークスはぎこちなく、冷や汗をかきながら軽く肩をすくめる。
ホークス(苦笑い)「いや、そんな…君、ほんと鋭いな。」
青空るるはその反応に満足したように、にっこりと笑う。
青空るる「それなら、やっぱり当たってたんだね。まあ、勘だけどね~。次からは気をつけた方がいいかもね、ホークス先生。」
ホークス(内心で焦りつつ)「いや、ほんと…君、怖いよ。情報屋としてやってた時期があるんじゃないか?」
青空るるは、楽しげに肩をすくめる。
青空るる「まあね、情報屋だったから。でも、秘密を知るのは得意なんだよ。」
ホークスは、青空るるの鋭さに少し感心しつつも、心の中で警戒しながら彼女を見つめる。
ホークス(半ば呆れながら)「ほんとに、君の情報収集能力には脱帽だよ。」
集会が終わって、教員たちが談笑している中、青空るるはまたホークスに近づく。彼女の目は、鋭い探求心を隠さずに、ホークスに向けられていた。
青空るる「それと、ホークス先生…エンデヴァーが憧れの人だなんて、知らなかったよ。」
ホークスは一瞬、驚いた表情を浮かべる。エンデヴァーに対する憧れの気持ちは、誰にも言っていないことだ。青空るるがそのことに触れた瞬間、少し戸惑ったように言葉を濁す。
ホークス(苦笑い)「な、なんだよそれ。ま、まあ、憧れてたことはあるけど…。別に今は、そんなに気にしてないよ。」
青空るる(にっこりと笑いながら)「へえ~、でも、エンデヴァーみたいな人が憧れの存在だって、ちょっと意外だったな。だって、彼って、ちょっと…厳しそうだし。」
ホークスは少し硬直し、表情を変えずに答える。
ホークス「うーん、確かに厳しい部分はあるけど、でもあの人の覚悟やヒーローとしての姿勢は、やっぱり尊敬するんだよな。」
青空るる「ふーん…やっぱり、そうだよね。エンデヴァーのこと、かなり尊敬してるんだ。」
ホークスは少し目を逸らしながらも、青空るるの質問に答え続ける。
ホークス「まあ、なんだかんだで、エンデヴァーには…ヒーローとして学ぶことが多いんだよ。すごく厳しいけど、ヒーローとしての信念が強いからな。」
青空るるはその言葉にうなずきながらも、少し面白そうに笑う。
青空るる「うんうん、やっぱりそうだよね。あの人はヒーローとしては間違いなく一流だもんね。でも、ホークス先生の憧れがエンデヴァーってことは…なんだか意外だったな~。」
ホークスは少し照れくさそうに頭をかきながら、笑う。
ホークス「いや、まあ、憧れてた時期もあるってだけだから、今はちょっと違うけどな…。」
青空るる(にこやかに)「でも、エンデヴァーみたいな人に憧れるところ、ホークス先生らしいなって思うよ。厳しさの中に根強い信念があるところが、やっぱり魅力的だよね。」
ホークスは少し照れたように微笑み、青空るるを見ながら答える。
ホークス「はは、ありがとう。君には言われたくないけどな、まあ、そうだよな。」
青空るるは満足げにニコニコと笑いながら、少しだけホークスに優しく言う。
青空るる「うーん、ホークス先生も色々な面があるんだね~。でも、それがいいところだと思うよ。」