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#シクフォニ
みちょ
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#御本人様とは一切関係ありません
すちは、みことの熱に蕩けた顔を見つめながら、そっと唇を重ねた。
「……ん」
柔らかな感触が触れ合う。
何度も重ねたはずなのに、まだ足りないと思ってしまうくらい甘い。
すちはみことを抱き締めたまま、ゆっくりと口づけを深めていく。
熱を分け合うみたいに。
愛情を流し込むみたいに。
「……っ、ん……」
みことは震える吐息を漏らしながら、そのキスを受け入れていた。
潤んだ瞳はすっかり蕩けている。
それでも逃げるどころか、自分から唇を追いかけてくる。
ちゅ、と甘い音が響く。
そのまま、みことはおずおずと舌を差し出した。
「……っ」
すちは目を細める。
こんなふうに自分から甘えてくるなんて。
嬉しくてたまらない。
優しく絡め取るように口づければ、みことの身体がぴくりと震えた。
「ん、ぅ……すちく……」
「うん」
甘く名前を呼ばれながら、すちは腰へ回された脚に気づく。
細い両足が、離れたくないと言うみたいに絡みついていた。
ぎゅ、と力が入る。
まるで少しでも離れたら不安になるみたいに。
その仕草があまりにも愛しくて、すちは思わず笑ってしまった。
「……そんなにくっつきたい?」
「ぅ……だって……」
みことは恥ずかしそうに目を伏せる。
けれど脚は離れない。
むしろもっと密着するように擦り寄ってくる。
「すちくん、あったかいから……」
蕩けた声。
甘えるみたいな響き。
すちは胸の奥がじわりと熱くなるのを感じた。
「……ほんとかわいい」
頬を撫でながら、もう一度キスを落とす。
みことは素直にそれを受け止め、また自分から唇を重ねてくる。
そのたび、すちはみことの愛情を全身で感じていた。
「俺、めちゃくちゃ愛されてる」
「……愛してる、もん……」
ぽつりと零れた言葉に、すちの心臓が跳ねる。
みことはもう恥ずかしさで顔を真っ赤にしているのに、それでも脚を絡めたまま離れない。
すちは愛しさに耐えきれないみたいに、ぎゅっと抱き寄せた。
「……みこと」
「ぅ……すちく、ん……」
甘く掠れた声。
その声だけで胸がいっぱいになる。
すちは愛おしそうに頬を撫でながら、優しく唇を重ねた。
ちゅ、と柔らかな音が響く。
そのまま、みことを安心させるように背中を撫でながら、ゆっくり熱を重ねていく。
「っ……ぁ」
不意に、みことの身体がびくりと震えた。
奥へ触れた感覚に、瞳が大きく揺れる。
「……っ、ぁ、ぁ……」
まるで奥へキスを落とすみたいに、こつ、と優しく触れる。
そのたび、みことの全身が小さく跳ねた。
敏感になりすぎた身体は、少しの刺激でも甘く震えてしまう。
「みこと、だいじょうぶ?」
「っ、ぅ……だめ、ぇ……」
だめと言うくせに、脚はさらに絡みついてくる。
離さないように。
もっと触れてほしいと強請るみたいに。
すちはそんな反応に愛しさを募らせながら、また優しく熱を重ねた。
「ぁっ……!」
みことの背中が反る。
涙の滲んだ瞳が、とろんと蕩けていく。
何度も繰り返される甘い刺激に、みことは次第にまともに声も出せなくなっていた。
「ん、ぅ……っ、ぁ……」
熱に浮かされた吐息が漏れる。
身体がびくびく震え、甘い痺れが逃げ場なく広がっていく。
そして。
限界を迎えたみことの身体から、白い液体がとろりと溢れた。
「ぁ……っ」
まるで壊れてしまったみたいに、震えが止まらない。
すちはそんなみことを抱き締め、髪へ優しく口づけた。
「……かわいい」
「ぅ、ぅぅ……」
みことはもう力も入らないのか、すちへ甘えるように擦り寄る。
すちはその身体を包み込むように抱き寄せながら、安心させるように何度も優しいキスを落としていくのだった。
すちは、腕の中でとろとろに蕩けきったみことを見つめていた。
首筋には濃い痕。
肩には歯型。
涙で潤んだ瞳は熱っぽく、自分だけを映している。
そのうえ、甘えるように脚を絡め、離れないようにしがみついてくるのだから。
理性など、とうに限界だった。
「……みこと」
「ぅ……?」
ぼんやりした返事。
すちはその頬を撫でながら、小さく笑った。
いつもなら、もっと我慢していた。
怖がらせないように。
無理をさせないように。
みことが泣かないように、震えないように。
けれど今のみことは、自分から求めてくる。
もっと、と。
離れないで、と。
愛されたいと、全身で伝えてくる。
「……だめだなぁ」
掠れた声で呟き、すちはみことの首筋へ顔を埋めた。
「すちく、ん……?」
「かわいすぎて、全然余裕ない」
その言葉に、みことの身体がぴくりと震える。
すちはそんな反応すら愛おしく感じながら、何度も優しくキスを落としていく。
みことはもう抵抗しない。
むしろ甘えるように擦り寄り、熱い吐息を漏らしていた。
「……もっと、触って」
蕩けた声。
すちは一瞬目を閉じる。
そんなふうに求められて、我慢できるはずがない。
「ほんと、俺のこと好きだね」
「……好き、だもん……」
恥ずかしそうに、それでも真っ直ぐ返される言葉。
胸の奥が熱く満たされる。
すちはみことを抱き締め直し、額へそっと口づけた。
「じゃあ、いっぱい甘やかす」
その声は優しいのに、どこか熱を孕んでいた。
みことは蕩けた瞳で見上げながら、安心しきったようにすちへ身を預ける。
すちはそんな姿を見つめ、愛しさを隠しきれないまま、何度も甘いキスを重ねていくのだった。
静かな寝息が、薄暗い部屋に小さく響いていた。
みことは完全に気を失ったように眠っている。
すちの腕の中で、安心しきった顔のまま。
「……みこと」
そっと名前を呼んでも、返事はない。
長い睫毛は閉じられたまま、頬にはまだ熱が残っている。泣き疲れたあとみたいにほんのり赤く染まった顔が、あまりにも無防備だった。
すちはゆっくりと視線を下ろす。
白かった肌。
そこには今、自分の痕が無数に散っていた。
首筋。肩。胸元。腕。太腿。
赤いどころではない。濃く重なった場所は赤黒く変色していて、まるで執着をそのまま塗り込めたみたいだった。
「……やりすぎたなぁ」
ぽつりと零れる。
もちろん時間が経てば消える。
痕だって、歯型だって、いずれ薄れていく。
それでも。
眠るみことの姿を見ると、少しだけ胸が痛んだ。
愛おしくてたまらなくて。
かわいくて仕方なくて。
気づけば止まれなくなる。
すちはそっと指先でみことの首筋を撫でた。
そこには、一番濃く残った痕。
自分が付けたもの。
「……俺のほうが重症かも」
苦笑が漏れる。
みことは「好きすぎて嫌われるかも」と泣いていた。
そんなことで不安になってしまうくらい、真っ直ぐで、かわいい。
けれど本当は。
離れられないのは自分のほうだった。
みことが笑うだけで嬉しくなる。
甘えてくれるだけで満たされる。
泣き顔さえ愛しくて、全部自分だけのものにしたくなる。
「……嫌だって言われても、たぶん無理」
静かな独白。
すちは眠るみことの髪を優しく撫でた。
もし本当に離れるなんて言われたら。
きっと自分は、簡単には手放せない。
閉じ込めて。
隠して。
自分なしでは生きていけなくなるまで甘やかして、依存させてしまうかもしれない。
そんな危うい感情が、自分の中に確かにある。
けれど。
みことは離れなかった。
怖がるどころか、泣きながら「好き」と言ってくれた。
もっと愛してほしいと、自分から腕を伸ばしてくれた。
「……よかった」
すちは小さく笑う。
悩むくらい、自分を愛してくれてありがとう。
その言葉を胸の中でそっと零しながら、すちは眠るみことの頬へ触れた。
柔らかな感触。
それだけで胸が満たされる。
すちはゆっくり顔を近づけ、みことの唇へ甘く口づけた。
触れるだけの、優しいキス。
「……愛してる」
掠れた囁きは、静かな部屋へ溶けていった。
翌日の昼過ぎ。
カーテンの隙間から差し込む陽射しの中、みことは鏡の前で固まっていた。
「…………」
数秒。
いや、数十秒。
完全に停止したあと。
「すちくんのばかぁ!!」
部屋いっぱいに悲鳴が響いた。
ベッドの上でのんびりしていたすちは、びくりと肩を揺らす。
「わ、びっくりした」
「びっくりしたじゃないよぉ!!」
みことは涙目のまま振り返った。
首筋から肩、鎖骨、腕に太腿。
白い肌はほとんど赤黒く染まっている。
昨日は熱と快感でまともに確認できていなかったのだ。
改めて明るい場所で見ると、かなり衝撃的だった。
「なにこれ!? すごいことになってる!!」
「うん、なってるね」
「他人事みたいに言わないで!」
半泣きでわたわたするみことが可愛くて、すちは思わず笑ってしまう。
するとみことはさらに頬を膨らませた。
「笑ってる場合じゃないもん……!」
「ごめんごめん」
全然反省していなさそうな声音。
すちはベッドから降りると、鏡の前に立つみことを後ろからそっと抱き締めた。
「でもさぁ」
「……なに」
「みことが求めたんだよね?」
「ぅ」
ぴたり、とみことが固まる。
すちはそのまま耳元へ甘く囁いた。
「もっと噛んでって言ってたの、誰だっけ」
「〜〜〜っ!!」
一瞬で耳まで真っ赤になる。
図星だった。
しかもかなり必死におねだりしてしまった記憶がある。
「で、でも……っ!」
「うん?」
「加減ってものがあるでしょ……!」
ぷくっと頬を膨らませながら拗ねるみこと。
その顔があまりにも可愛くて、すちは肩へ額を押し付けながら笑った。
「ごめんって」
「絶対思ってない……」
「半分くらいは思ってる」
「半分!?」
みことはじとっと睨む。
けれど本気で怒ってはいなかった。
むしろ胸の奥は、じんわり温かい。
鏡の中の自分は、すちの痕だらけだ。
独占欲を隠しきれなかった証。
愛されている証。
それが嬉しくてたまらなくて、泣きたいくらい幸せだった。
「……でも」
「やなの?」
すちが少しだけ真面目な声で尋ねる。
みことは鏡越しにすちを見た。
優しい目。
なのに、その奥にじっとりした独占欲が見える。
みことはそれが怖くない。
むしろ好きだった。
「……やじゃ、ない」
「うれしかった?」
みことは恥ずかしそうに視線を逸らし、それから小さく頷く。
「……すごく」
その答えに、すちの表情が柔らかく緩んだ。
「そっか」
満たされたみたいに笑う。
それから首筋へ軽く口づけを落とし、甘く囁いた。
「痕、薄くなったらまた付けていい?」
「ぇっ」
みことはぱちぱち瞬きをした。
少し考えて。
それから、ぎゅっとすちへ抱きつく。
「……ちょっとだけ、だよ」
「ふは」
すちは思わず吹き出した。
たぶん。
きっと。
“ちょっと”では済まない。
みことは甘やかされると、とことん蕩けてしまうから。
そして自分も、そんなみことを見ると止まれなくなるから。
すちは笑いながら、抱きついてきたみことを優しく抱き締め返した。
「うん。……たぶんね」
__𝐹𝑖𝑛.
♡.*・゚———————.*・゚♡
【あとがき】
🍵×👑作品を書くことが多いので、専用短編集にしてみました…!
独占欲やら重めの愛情が大好きなので似たような話ばかり書いてしまいます。
また別日に似たような作品を書くんだろうなと思いますが、付き合って下さると嬉しいです✍️
『印』を読んで下さり、ありがとうございました。
2026年06月02日 yae
♡.*・゚———————.*・゚♡
【おまけ】
じりじりと焼けるような真夏日だった。
アスファルトは陽炎で揺れ、駅から大学までの道には容赦なく太陽が降り注いでいる。
そんな中。
「……しぬ……」
みことはふらふらだった。
黒のタートルネック。
長袖。
長ズボン。
完全防備である。
しかも首元はきっちり閉じられていた。
「暑いぃ……っ」
「だろうねぇ」
隣を歩くすちは涼しい顔をしている。
半袖に薄手のパンツという普通の夏服。
さらに首には冷却リング、バッグには携帯扇風機、冷感シートまで装備していた。
一方のみことは、完全に蒸されていた。
「だ、だれのせいだと……っ」
恨みがましく睨まれ、すちは思わず笑う。
「ごめんって」
「絶対思ってない……」
「半分くらいは」
「それ前も聞いたぁ!」
みことは涙目で訴える。
でも痕を見られるわけにはいかない。
昨日鏡で見た時、本気で叫んだくらいには酷かったのだ。
特に首。
タートルネックなしでは到底隠せない。
「うぅ……暑い……溶ける……」
みことはふらふらしながらすちの腕へ寄りかかった。
その瞬間。
「はい」
ひやっ。
「ひゃっ!?」
突然首元へ冷たいものを当てられ、みことが飛び上がる。
すちは楽しそうに笑いながら、冷却シートを首へ貼った。
「ちょっとはマシ?」
「……きもちい……」
一瞬でしおしおになっていたみことが復活する。
わかりやすすぎて、すちはまた笑ってしまった。
「あとこれ」
今度は携帯扇風機を向けられる。
冷風がタートルネックの隙間へ入り込み、みことは「はぁぁ……」と天を仰いだ。
「文明ってすごい……」
「大げさ」
「だって暑いんだもん……!」
拗ねながらも、みことは自然とすちへ寄っていく。
すちはそんなみことの肩を抱き寄せた。
すると。
「わ」
ひんやり。
すちの服の内側には冷感シートが仕込まれていたらしい。
「すちくん冷たい!」
「いっぱい対策してるからね」
「ずるい……」
「誰かさんが長袖長ズボンタートルネックだから」
「うっ」
図星。
みことは言葉に詰まり、むうっと頬を膨らませた。
すちはその顔を見ながら、愛おしそうに目を細める。
「でもちゃんと隠れてるよ」
「……ほんと?」
「うん。誰にも見えてない」
その言葉に、みことは少しだけ安心したように息を吐いた。
するとすちは耳元へ顔を寄せ、小さく囁く。
「俺は見えてるけど」
「っ!!」
一瞬で真っ赤になる。
「す、すちくんっ!」
「ふは」
楽しそうに笑うすち。
みことは羞恥でふにゃふにゃになりながらも、結局すちの腕へ抱きついたまま離れなかった。
すちはそんなみことをさらに引き寄せ、涼しい風を向けながらゆっくり大学へ向かうのだった。
𝒆𝒏𝒅
コメント
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昨日見つけて読みました!めっちゃ好きです!文が天才すぎる😘🫶あなたにありがとうを50万回言っても足りないくらい感謝しています!ありがとうございます!🙇🙇🙇🙇🙇大好きです!😘😘😘😘😘😘😘