コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
夜明け前
あらゆる音が響き渡る
その上火災報知器も鳴っているようだ
 耳が壊れそう_だ
 
 
 チャキ_
 
 そんな音が聞こえた
 バッと後ろを振り向くと
あの女がたっていた
 
 久しい
 
 よく会議室の机を二人で囲ったものだ
 
 
 、、、彼女が居るのであれば
 もう皆はいない
 
 「はぁー、、、俺らの負けだ」
 
 そう考えるとなんだか笑えてきた
 
 
 そんな俺を見て
 彼女は動揺したのか銃口がブレている
 
 彼女もまた、古い記憶を重ねているのだろう
 ”今世”では会ったことがないはずなんだがな
 
 「、、、撃たないのか
 使命を果たせ
 お前の仕事だろう」
 
 
 彼女の綺麗な目があった
 生きている女に興味はなかったはずだが
いつの間にか情が湧いたのかもしれんな
 
 ほら速く撃て
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 _俺もお前を殺したくないんだゾ