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夜明け前
あらゆる音が響き渡る
その上火災報知器も鳴っているようだ
耳が壊れそう_だ
チャキ_
そんな音が聞こえた
バッと後ろを振り向くと
あの女がたっていた
久しい
よく会議室の机を二人で囲ったものだ
、、、彼女が居るのであれば
もう皆はいない
「はぁー、、、俺らの負けだ」
そう考えるとなんだか笑えてきた
そんな俺を見て
彼女は動揺したのか銃口がブレている
彼女もまた、古い記憶を重ねているのだろう
”今世”では会ったことがないはずなんだがな
「、、、撃たないのか
使命を果たせ
お前の仕事だろう」
彼女の綺麗な目があった
生きている女に興味はなかったはずだが
いつの間にか情が湧いたのかもしれんな
ほら速く撃て
_俺もお前を殺したくないんだゾ