ここはΩの人身売買がよく行われている闇市てきな場所だ。僕は興味ないのだが、知り合いから面白いものが見れると念を押されて来た。
?「ねぇオニイサン俺とイイことしない?」
🦍「え?いやあのー僕そういうの興味無くて」
?「おぉオニイサンいい体してんねぇジムとかで鍛えたりしてんの?」
1人ですごい喋るなこの人…
🦍「えっと…まぁ…はい…」
?「おっと名前言い忘れていたな」
🍆「俺の名前はぼんじゅうる気軽に呼んでくれ」
🦍「ぼんさん…」
🍆「おっそれいいねぇ気に入った!オニイサンの名前は?」
🦍「ドズルと言います」
🍆「ドズルさんねっ!じゃあドズルさん…」
🍆「俺とイイことしない?」
この人はおそらくΩだろう。Ωだからろくな仕事につけない。人から虐げられ、暴力を振るわれてそれが当然のように生きている。
そんな彼は細身で色白で吸い込まれそうな紫色の瞳に僕は一目惚れをしてしまっていた。
🦍「ねぇぼんさん」
🍆「どうした?」
🦍「僕ぼんさんを買うことにしたよ」
🍆「なっ…!バカ!やめておけっ!!」
🍆「そんな冗談言ってだれが喜ぶ!?…もうコリゴリだよ…」
そう彼は言うとさっきまであぐらをかいていたのに急に小さく俯いてしまった
🦍「本気ですよいくらですか?」
🍆「俺なんか買値つけられてないよ、若くもないのに…」
僕はぼんさんの後半の言葉にとても衝撃を受けた。あとから聞くと40を過ぎているらしい。
とても綺麗で華奢で可愛らしいと思ってしまったのは僕だけなのだろうか。
🦍「こっちです、どうぞ」
🍆「お、お邪魔します…」
そういうと彼は玄関でずっと立ち尽くしている
🦍「なにしてるんですか早く上がってくださいよ」
🍆「あっあぁ…」
🦍「………。」
🍆「………。」
しばらく二人の間に沈黙が流れる、先に口を開いたのはぼんさんだった。
🍆「あ、あのさ…なんで俺なんか拾ったの?」
🦍「なんとなくかな」
🍆「なっなんとなくって!俺Ωだぞっ!?わかってる?」
🦍「ちゃんとわかってますよ。それに僕はほかのαとは違いますよ」
そういうとぼんさんはホッとしたような顔を初めて見せた。昔にαに買われて酷いことでもされたのだろうか。
🍆「ねぇドズルさん今更言うのもあれなんだけど…一目惚れなんだよねあんたのこと、…//」
照れる仕草がとても可愛いらしくたまらなく愛 おしくなった。
🍆「いつも俺…人に話しかけたりしないんかだけど、ドズルさんには無意識に話しかけてた。それにドズルさんに好感度を上げてもらうために一人で喋って勝手に名前言って…もうほんとにごめん…」
そういう彼は目にはいっぱいの涙をためて今にも溢れてしまいそうだった。そんな彼を抱きしめずにはいられなかった。
🦍「ぼんさん僕とお付き合いしてみませんか?」
🍆「えっ…!?///」
🦍「ちなみに本気ですからね」
🍆「よろしくお願いします…?」
それからぼんさんと僕は二人で色んなところへ行った。ぼんさんがとられないように首輪を買ったり、綺麗な夜景をみたり、夢のような時間だった。
そんなある日僕が家に帰ると、甘ったるい発情期特有のあの匂いがした。ぼんさんはいつも薬を飲んでいたけど切れていたのだろうか。
急いでぼんさんのところへ行かなくては
コメント
8件
うっわ最高なんやけども親の前でのニヤつきが止まりません🫶🏻💗
またお願いします