テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
きゅうくらりん
rucn
キャラ崩壊注意
⚠️死ネタです。両方死にます、🟥☁の一方的な心中です⚠️
歌詞パロというか歌詞をなぞっただけのストーリーみたいな感じです。
どぞん
朝8時、またどうしようもない、なんの意味もない朝が来る。
そんな朝に起きる気がしなくてうるさく鳴いた目覚まし時計をぼんやりと見つめる。
学校に遅刻する時間になってようやく体を起こす。
「…準備しなきゃ…」
きっと、きっと鏡越し。
8時すぎの匂い。
「ぁ、れうさ~ん!」
「おはよ~」
しらけた顔、変わってなくて良かった。
ピンクの植木鉢の、ぐちょぐちょした心の側に。
大きく育ったもの。
レウさんが誰かと結ばれてしまったら、こんなにも愚かで苦しい。
あぁ、化石になっちまうよ。
あぁ、レウさんの「すき」にはなれなくてもせめて取り繕ってそばにいたい。
「れ~うさん!」
「おわ!?なに!?びっくりした!?」
ちゃんと笑えなきゃね、大した取り柄もないんだからこれくらいはしないと迷惑がかかる、せめて愛嬌よく。そう生きてきた。
「こんちゃんどしたの?」
レウさんが手を握ってくれても空っぽが埋まらないこと、全部ばれてたらどうしよう。
あぁ、ずっと貴方の隣にいたい。
わたし、きゅうくらりん。
これ以上生きたくない、意味のない1日を繰り返すだけだ。
例えば、今夜眠って目覚めたときに、起きる理由が1つも見つからない、朝が来たら、貴方は、俺を助けてくれる?
うるさく鳴いた、目覚まし時計をぼんやりと眺める、早く起きなくては、そう思うけど体が動いてくれない。
もう会いたくない、これ以上会ったら心がどんどん苦しくなっていく。
「じゃ、こんちゃん、またあした」
一歩一歩後退り、「また明日ね、」とぽつり、呟くけどれうさんにはとどかない、
次の日の朝、れうさんを独占できる登校中が一番好きだ。
でも、今日は喜びより、安堵が先に来ちゃった。
一回だけ自殺を試みた、走馬灯まで見れたのに、そこで失敗をしてしまった。
そこから距離が遠くなった気がする、うつる細かなひびが、こんなにも痛くて恐ろしいなんて。
今日、家にレウさんを呼ぶことにした、これで最後、会うのも最後、これで全部最後にする。
「れうさ「こんちゃん」
「呼んでもらったのに申し訳ないけど、言いたいことがある」
「ッぇ、ぁ、なに?」
「好きです、付き合ってください」
あぁ、貴方が知ってしまう
あぁ、取り繕っていたいな、
「…ぇ、あ~、ごめんね」
ちゃんと笑えなきゃね、友達という関係が、大切が壊れてしまうから。
今はちゃんと笑えているだろうか、引きつってはいないか、動揺が顔に出てはいないかとか、そんなことばっかり気になってしまう。
一生誰にも会わないで誰にも知られず死んでいく幸せな明日を願うけど、底なしの孤独はどうすればいい?
もう、うめき声しかでない、
わたし、ぎゅうぐらりん
レウさんになら、話してもいいかも、でも同時に気持ち悪いって、面倒くさいって言われるのが辛くて、それでも言ってみることにした。
気を使われたくないな。
俺に振られてショックを受けているままのれうさんに声をかける
「ね、レウさん」
「…ん?」
こんなときでも自分が辛いのをかくして平然と返事をしてくれる、この人なら大丈夫かもしれない。
「…に、虹がかかってる空」
「綺麗と思いたくて、」
「…、やっぱなんでもない、ごめんね?ゲームのやりすぎみたい」
「そっか、程々にね」
何故俺はこんなに駄目なのだろう、虹なんて綺麗に見えない、れうさんは間違ってる、前に「最近おかしい」って…、俺には何も起こってない、俺は元々こんなかんじだったんだよ、伝えたらがっかりするかな。
完璧に無価値な俺にできることなんてない、今まで通り笑顔で過ごして誰も傷つけずに誰も俺のことを知らずにすごすこと。
恋い焦がれては逃げれないこと、みんなにはくだらなく見える悩みごとも、もうどうしようもない、俺のことなんてどうでもいい。
わたし、きゅうくらりん
そんななか、れうさんがもう一度告白をしてきた、ちゃんとしたところで、お金がかかってそうなプレゼントまでしてくれて。
「この前は今しかないって思ってあんな突然告白しちゃった、ごめんね?」
「…ッぃ、いやッ、だいじょ~ぶ、だよッ?」
そばに、手繰り寄せた末路
「…好きです、大好きです、付き合ってください…」
「…ッゃ、ごめ、ごめんなさッ…、ッごめ、おれもッ、かえるねッ…?」
「ッぉ、おれのためにこんなことしてくれてありがとうッ、、じゃあね、」
「ぇ?ぁ、まってよ!」
「ッぅぁぁ”ぁ”ッ!」
枯れ落ちたつぼみが、こんなにも汚らわしくていじらしい
[文化祭]
「?こんちゃんは?らっだぁこんちゃんしらない?」
「連絡きてないよ」
「…やな予感する、ちょっと迎えに行ってくる」
「いってら、…あんまり言わないであげてね」
「…こんちゃん、?」
「ッぇ、なんでッ、?帰ってよ、今日は文化祭だよッ?なんで俺なんかのためにッぃ…」
…ああ、呪いになってしまう、諦められなくなってしまうから、そんなに抱きしめないでよ、。
ああ、本当は諦められてないけれど、れ うさんのために、諦めたって言わなくちゃ
頭の中でずっと、ずっっっと、考え事が止まらないから、。
「こんちゃん、だいじょぶ、だいじょ~ぶだよ」
こんなことをしてくれてでも、空っぽが埋まらないこと、全部ばれてたらどうしよう、嫌われてしまう。
「お前なんかがれうくんと付き合えるわけがないだろw、馬鹿にしてるの~?w」
ああ、あの子の言うとおりにしなきゃ、れうさんが不幸になってしまう、おわりなんだ、本当に
「すき、大好きだよ、」
「ッゃ、やめ、やだッ」
ああ、俺なんかが幸せになってしまう
失うのが辛いな、これまで隠してこれたのに、それが無駄になってしまって、俺は?みんなは?幸せなの?
全部無駄になったら、好きになった罰を、生まれてきてしまった罰を受けるから、今だけは幸せでいさせて。
「ッぁ”、ぁ”ああああッ!」
「泣くほど辛かったんだよね、ごめんね、」
やだ、あやまらないで、おれがわるいんだから
ひどくやさしい貴方の、胸で泣けたならどうしよう。
最後見たのはそんな夢、俺は誰と幸せになろうが生きている価値がない、むしろマイナスになってしまう、れうさんまで辛い思いをさせてしまうので、わたしちゅうぶらりん
「…、こんちゃん…、?」
「…なんとか助かっていますけど…、目覚めるまで3ヶ月~6ヶ月はかかりそうです」
「そうですか、ありがとうございます」
こんちゃん、なんで、俺が苦しめてた?なにがだめだった?俺のこと嫌いだった?告白したときも、焦ってたもんね、…
いっそ、殺したほうが、俺もこんちゃんも、楽じゃ…
「目覚めました!」
「!?よかったぁ…!」
「…なんで、…なの」
「なんで、助けるの、虹もきれいに見えない、誰も幸せにできない、迷惑をかけてばっかりの俺に、俺をなんで助けるの…?」
…そんなことを言う彼に苛ついてしまって、つい胸ぐらを掴んでしまう
「…」
「…馬鹿だろ、なんでそんなこというの?こんちゃんは自分のことをそう思っていたかもしれない、気づけなかった俺も悪いよ、けどさ、自分をそうやって言う必要はないでしょ?助けないでって、なんで自分に嘘をついて生きるの?そりゃまぁ人間だし病むことも死にたいこともあるかもしれない、俺だって何回かあるよ、こんちゃんとはベクトルが違うかもしれないけれど、こんちゃんはただ嘘をついている自分に気づいてほしいんでしょ?」
「…、うるさい、俺のことなんて何も知らないくせに、一回は俺だって普通に生きようとしたよ、嘘をつかずに生きれたら苦労してないよ、本音を言ったらだめなんだよ、俺は、、…、」
何も言えないこんちゃんを抱きしめる、文化祭の時とは違って、あったかくて、心臓の音がする
「…ごめんね、」
動揺もしない、体の力を抜いていてもう俺を抱きしめ返してこないこんちゃんを、苦しまないように殺した
「…、ごめんね、ごめんね…」
暖かさを失ったこんちゃんの頭を撫でながら自分も死ぬ、なるべく自分が苦しむように、ゆっくりと刃を入れた。
書いてるとき死ぬほど心痛かった