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転じる立場、滅と鬼

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転じる立場、滅と鬼

4 - 【番外編】柱達が宿泊した結果・壱

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2025年09月13日

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注意

中の人の欲により書いた番外編です

欲の側面として「各キャラの口調を確認する為」として書きますが、九割が欲が原動力として書かせて頂きました

こういうのをずっっっと書きたかったのが遂に爆発しました☆

ウォーターチャレンジの方でも似た感じの作品を出しています。(コンカイノハナシハガチメニシュウガクリョコウナジカクハアリマス)

もしかしたら口調、キャラ崩壊があるかも知れません

新しいキャラ設定(?)もしれっと出てきます(小さい設定だけど)

語彙力が減ってても暖かく見てください

コメディ(?)ほのぼの(?)の分類です

理解した方はご覧下さいませ。











「ねぇ、お兄ちゃん、それは何?」

ガタンと木製の扉の音とともに、梅が外へとやって来た。すぐさま、人差し指で俺の手元を指し示す

そう言われ、手に持っていたものから目を離し、妹の方へ首を動かした

梅は手に持っているそれを不思議そうに見つめていた

「あぁ、コレはなぁ…鴉が運んで来たんだよなぁ…今届いた手紙だァ」

「え?…誰からなの?」

「……ちょっと読んでみろ」

…コレは言うしかねぇなぁ…

俺は差出人の正体が分かった時…思わず二回読んじまったからな…

俺…妓夫太郎は梅と目を合わせると、静かに視線を手紙に落とす。つられて梅も手紙を瞳の中に映した

眼球が僅かに動いて……読み終わったか?

「…ねぇ、これって……」

苦々しく梅は呟いた。そう呟いてしまうのも無理はないと思う。

「内容は…えっと、軽くまとめると……‪”‬三日後柱の皆でお泊まり会?をしたいんだけど、二人も来る?‪”‬って感じよね…。で、問題の差出人なんだけど…」

梅は最後に書かれている二文字の単語を、指で滑るようになぞった

童磨

「こんなことする奴だけれど…攻めた手に出たわね……」

同じ柱の‪”‬氷柱‪”‬、童磨。そして、俺達二人を鬼殺隊へ導いてくれた人物だ

普段から他の柱達に積極的に会話しているが、その印象は良いとは言いきれない。

何といえばいいのか____癪に障ってくるというか、どうもイライラする印象を受けるというか……。

救われたとはいえ、あまり好きにはなれない。

それは他の柱も同じらしく、一番酷い奴だとずっと童磨にギリギリと弦を鳴らすような視線を向け続けている。

…悪い奴、って訳では無いんだけどな……

「そうだなぁ…。梅、これは行くしかないな…」

「そうよね…まぁ、あの人には恩があるし、行かなきゃよね。……全員来るかどうかは怪しいけれど」

そう言うと梅は家の中へと戻って行った

俺は再び手紙へ視線を落とす。

‪”‬皆‪”‬という事は、どうにかこうにかして呼ぶつもりなんだろう。場所もご丁寧に童磨の屋敷だ。

「(安易に乗ってくれるとは思えねぇけどな…だが、アイツは頭が回るから…上手い手を使って呼びそうだな)」

手紙だと確定で呼び出すのは無理だろう……だとしたら、直接話して交渉するとかか?

無理にでも呼び出す図が簡単に脳内で造る事が出来て、確定でこれだな、と言葉で現実に送り出した

はぁ、絶対どこかで正常じゃない宿泊になる……このメンバーだから仕方がない。

気になる事は沢山あれど、さっさと準備してしまうか、と思いつき、俺は家の方へと歩み出した



三日後の午後六時を回った所、ある屋敷の入口の前に人々が集まっていた

その屋敷はかなり立派で、ほんのりと灯る街灯が似合っている

その名は「氷屋敷」…鬼殺隊の治療や回復を担当としてくれる為、第二の鬼殺隊本部と行っても過言ではない。

だが、持ち主が教祖の為か、教会の部分と鬼殺隊の治療にあたる所が分かれている、ちょっと特殊な造りをしている屋敷だ

ここでの治療には、集まっている人々も散々お世話になっている事だろう。鬼との戦いによる怪我人はほぼここに集められるから。

その時、屋敷門が静かに開いた

トントンと、近付いてくる足音。

自然と一つに群がっていく視線。

「やぁやぁ、来てくれてありがとう〜、皆。今日はお世話になっていいからね」

屋敷の主人……童磨がニカニカと笑いながら言った

「お招き頂き、感謝致します」

ペコリと小さく頭を下げる鳴女

「大丈夫だって!」と童磨は言うと、パンと一つ手を叩いた

「それにしても全員集まってくれるなんてな〜、俺嬉しいよ!!予定とか被らなくてよかっt」

「………お前が直接呼んだんだろうが……」

「ん?どうしたんだい、狛治殿?」

「……。」

童磨が頭にハテナマークを浮かべながら彼の方を見ると、狛治はフイと顔を背けた

明らかに何かあったな、と察せるが、直接聞ける状況ではないのは分かりきっている。

ただ一つ分かるのは…

任務の後直接ここに集合____という事になったのだが、もちろん任務……鬼退治、または鍛錬の為、隊服や肌に返り血や砂埃が付いていてもおかしくない。 今日は昼間なので鬼殺の可能性は低く、ほぼ鍛錬に明け暮れる隊士が多いだろう

それにもかかわらず、狛治の隊服は返り血と思われる赤色の液体と砂埃で汚れていた。

───まるで力任せに肉体を殴り潰したような飛び散り方だった。

何なら腕に拭き取った後みたいなのが付いているし。

「童磨……ひとまず中に入っても良いか?」

巌勝が童磨に問う

「あぁ、もちろんだよ!!普段使わない部屋だから驚くかもね!」

アハッと無邪気に見える笑顔で笑い、着いてきて、と屋敷門の奥へと引っ込んでいく

楽しげな足音を後を追い、次々と屋敷門の奥へと足音が消えていった

こんな雑談声も、多少聞こえたりも───。

「ヒョッ、我々の立ち位置的にこんな事をするのは難しいですからね…今回は楽しませて頂きましょう」

「そうだな……丸々休息を取るのは珍しき事か……」

益魚儀と半天狗が上にぐーっと伸びをして完全に休むモードに入っていたり

「ねぇ鳴女、今度さぁ、私の家に来ない?お兄ちゃんも許可出してくれてるし、あんまり女子で話す事ないでしょう?」

「…そうですね、ではいつかお邪魔させて頂きたいです、…確かに梅さんと中々話す事ないですからね」

比較的仲のいい女子二人が女子会を開こうと早くも約束していたり……

「…なるほどォ…任務中に言ってきたのかァ…それは避けようがねぇなぁ……。俺も仲が悪ぃ、って訳じゃねぇけど……」

「せめて手紙にしてくれとは思ったな…。童磨の誘いだったら断っても無駄だから行ってるだろ…」

「悪い人じゃねぇからなァ…その誘い方は確実に狙ってるけどよ…」

はぁ、と愚痴りつつ、「とっくの昔に慣れたけどな」と付け足す狛治と、童磨とはそこそこいい関係性だが、ウザ絡みは勘弁して欲しいと唸る妓夫太郎。

話す為か小声で列の一番後ろだ。流石に何度か愚痴る位は許してあげて欲しい。疲れる。

そんな事を気にせず静かに童磨の真後ろを歩く巌勝、周りから音符が出るような雰囲気を出している童磨。

そんなこんなで、室内へと入って行った



「あ、この部屋!荷物置いちゃっていいよ!」

童磨が振り向きつつ扉を指し示し、襖をガタンと開けた

ドサッ、ドサッ

最初に入った人物から流れるように置かれる荷物。

案内されたのは広間。かなりの大人数で宴会ができそうな程広く、後ろには何が入っているのか、大きな収納がある

多分ここで寝るんだろうな……、と明らかに分かった

入ってすぐに荷物を置くと、皆自然と中央に固まっていた

円になって、全員の顔が見渡せる体勢。

仕事の後だから疲れて寝そべっても構わないと思うが…バカ体力で別に大丈夫なのか、寝そべりたくないのか、畳の上にあぐらをかいているだけだった

最後の妓夫太郎が座ると、童磨がすぐに口を開いた

「基本的にこの部屋で過ごしてもらうよ〜。いやぁ、部屋のせいでもあると思うけど、なんだか合宿っぼいね」

羽織を脱ぎながら話す童磨

確かに、とでも思ったのか僅かに相槌をを打っている者もいた

「…童磨さん、一つ聞きたいことがあるのですが」

「なんだい、鳴女殿」

「この件について……御館様からお許しを貰っているのですか?少なくとも、私達が担当している場所の見回りは、今宵やっていない、やれないという事になりますが……」

核心に触れる部分を鳴女は問う

思っている事は同じなのか、続くように巌勝が声を上げた

「鬼はこちらの都合を考えず人々を襲う為に動き続ける…。柱が大きな休息を取るなど…鬼側にチャンスを与える事になるが…。本当に我々がこんな事をして良いのか?」

「そこはね、大丈夫!ちゃんと御館様から許可を頂いてるよ!!隊士にも伝えるって仰ってた。‪”‬たまには休んだ方がいいよ‪”‬って仰って下さったんだよね」

「だが……それなら昼間の方が適任なのでは……」

「まぁたまにはしっかり休もうよ、俺らほぼオールと言っても過言ではない生活してるからね〜、鬼は夜に出てくるし、昼間は鍛錬とかあるし」

御館様も認めて下さってるからさ、と念押しする童磨に負けたのか、御館様と聞いて納得したのか頷く鳴女と巌勝。

続いて全員首を縦に振って頷いた

「今夜は何とかするからって言われたからさ、のんびりしよ〜、ね?」

「そこまで言うなら…甘えさせて頂きますね」

と言う鳴女。

「…そういえば、聞きたいことがあるんだけど」

「……何だ?何かあんのかァ?梅」

梅が若干控えめに手を挙げると、妓夫太郎も知らなかったのか首を軽く傾けた

「あー…えっと、ちょっと…結構今更だし失礼な事を質問してもいい?」

「別に良いぞ」

と半天狗が答えたからか、「じゃあ」と彼女はそっと言った

「物凄く失礼なんだけど…皆っていくつなの?」

空気がサアッと変わる気配がした。

質問自体に疑問を持った訳ではないが…梅がそんな事を聞いたのが意外だったのかも知れない

「へー、梅ちゃんってそういう事聞くんだね」

空気を読んでいるのかいないのか、ニコニコと微笑んでいる童磨。

「狂ってるのか」と言葉の代わりに童磨に対して軽めな肘打ちを喰らわせている狛治。

‪”‬軽め‪”‬と言うもののやってる人がやってる人なので、「痛いって」と童磨が零している。____これを真顔でやれるのがある意味一番恐ろしい。

「私は18だけど……。聞いたのはただの好奇心。別に深い意味を持って聞いた訳じゃないわ。からかってくるそっちはどうなのよ」

‪”‬そっち‪”‬と言われた方はニコニコと笑ったままゆっくりと口を開き、自分を人差し指で指さした

「俺?俺はねー、22歳!いつだっけな…あっ、確か19の時に鬼殺隊に入ったんだよ!!」

「へぇ…意外と近いんだなァ、俺は…多分21だなぁ」

「そうなの!?知らなかったなぁ、じゃあ激速で妓夫太郎は柱に上がってきたのかー…俺が拾ったのも最近だね」

うんうんと目を瞑って頷く童磨。

今度は益魚儀が軽い口調で踊るように口を開く

「皆様若いですねぇ、私なんか歳を忘れてしまいましたよ」

「儂も似た感じだ、正直歳は強さに無関係だ」

「そうですね。鬼殺に歳は関係ない、入ったならば戦わなくてはなりません」

益魚儀、半天狗、鳴女は覚えていない、関係ない、という理由で教えてはくれなかった。

いくら仲間といえど、教えたくないなら無理に教える必要は無い、そもそも仲がいいなら関係ない……‪”‬関係ない‪”‬、のだが……

───これ以上は言わぬが花。

「言わないで聞いておくのもあれですが……巌勝殿、おいくつで?」

無言で正座していた巌勝だが、急に名前を呼ばれたからか我に返ったように顔を上げ、少し考えてから一言

「私は…28、と言った辺りだ……。それくらいだと思えば良い…」

「やはりそのくらいか、巌勝…、一番長く柱をやっているだけある」

半天狗がしみじみと呟く。

重厚な様、威厳すらあるのは、元々の人格と経験からだろう

そこからは少し沈黙が流れた


‪”‬口を開かなかった‪”‬からだ


「……ねぇ、狛治…あなたはどうなのよ」

痺れを切らした梅が沈黙を割くように問いかけた

今までずっと黙り込んでいたが、話が自分の方に向いたからなのか____ようやく口を開いた

「俺か?……別に聞いても得にならないと思うが…」

自分の膝に肘を立てて頬杖をつくと、小さく言い捨てた

「…22だ、18の時に鬼殺隊に入隊した」

「えー!?嘘!?同い年なの!?こんな近くに同年代がいるとは思わなかったなぁ…凄く親近感が湧いてきたよ!」

「…隊暦で数えたら俺の方が上だぞ、一応同期って事にはならない」

「えー、だからって言ったって年齢同じじゃん!同じだよ?同じ!まさか狛治殿だったとはな〜」

「うるさい黙れ」

横でワーワーと騒ぐ童磨を舌打ち混じりに睨みつける狛治。

何だかんだ面白くてクスリとしてしまう他の柱達。

───狛治は「は?」と言わんばかりのキレた目線、童磨はなんだか満足そうな瞳を向けていたが。

ふと鳴女が思い出したように「そういえば」と呟いた

「私達でこのように雑談するのは珍しい…というか初めてじゃないですか?」

「…そうだな……。」

巌勝は静かに一つ言葉を発しながら、内面ではこう思っていた

「(……もしや、御館様はこれを狙って童磨に頼んだのか?…童磨が提案したのか、御館様かは童磨に伝えたのか分からないが……。)」

仲が良いとは言えない柱達の関係。どちらかと言えば‪”‬悪い‪”‬関係だった。

もしかしたら……もしかしたらだが____

‪”‬御館様が八人の距離を近付ける為に開いたのかもしれない‪”‬

あの御館様ならば……。

「(………深読みのしすぎの気もするが…。……楽しいのなら良いか)」

巌勝は誰にもバレないように小さなほほ笑みを浮かべた


一段落ついた頃、童磨がタイミングを見計らって言った

「結構時間経ったけど…夜ご飯食べる?多分準備は終わってると思うけど…」

「お前の屋敷は本当に宿屋だな」

即座にツッコみを入れる狛治。ふと時計を見上げると、六時半をちょうどすぎた所だった

「思ったより話しちゃったね〜積もりに積もった話があったのかな?」

「正直この人達で話が持ったのが逆に怖いです、積極的に話す人ほぼ零なのに」

「無口と一匹狼しかおらぬのにな」

鳴女と半天狗がしれっとディスり、「誰に対して言ってるんだ」と半ギレの声が飛ぶ。

思いがけずに少々吹き出してしまう人達もちらほら………

「よし、じゃあご飯食べてちょっと経ったら風呂行こ〜!あ、男の比率多いから分けて行ってね!」

よっこいしょと童磨が立ち上がり、脱ぎっぱなしにしていた羽織を畳んだ

他も次々と立ち上がり、座りすぎて足が固まったのかグルグルと円を書くように動かしてほぐす姿が多発した

───ちょっとシュールだ

「場所は普段氷屋敷でご飯食べる時と同じだけど…場所分かんなかったら俺が案内するよ〜」

彼は襖を開きながら聞くが、七人とも大丈夫だとかぶりを振った

「何回も来た事があるわよ、親切だけどいらないわ」

「そっか。じゃあ俺お手洗い行ってからにするから先行ってて」

と言ってすぐに廊下に飛び出て行く童磨。

残された七人はスタスタと廊下の奥へと消えていく

似たり寄ったりの疑問を胸に抱きながら。


「あれ……これ本当にただの楽しい宿泊じゃね?」 ──────と。

素直に休めばいいものの、相当珍しくて体が自然とこんな事していいのか、と自問自答していまうのだろう

今日位は……とやっと順応してきた体を動かして屋敷の奥へと進んだ

気付けば段々と笑みが増えていた














続きもありますが、一気書きすると中の人が意識失って文字量がえげつない事になるので切ります。

今回初めてノベルで下書き書いてないのでアレかもしれませんが、納得して貰えると嬉しいです。

口調等の意見がありましたらコメントにお願いします🙏

後半も首を長くして待って頂ければ幸いです



ではまた。

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