この小説には重度のグロ表現が含まれております。大丈夫な方だけご覧下さい。あとアメリカ推しの方はブラウザバックを推薦しておきます。推しはボコボコにされてていいって感じのかたはどうぞ。あ、急展開きます
小説書くの初めてなんで、いろいろ注意です。
注意
重度のグロ表現
嘔吐・血液・その他なんでもあり
リョナ
旧国
小説初心者
…は?
今、奴はなんと言った?
___全てを、同時、進行?
あの3つの選択肢を?
日帝は腕を確認するような仕草を見せる。
「あぁ、もうこんな時間か。」
そう呟くと、奴は冷ややかに言い放つ。
「お前はギリギリ死なない程度に生かしておいてやる。
もちろん要求は受け付けない。なにか問題を起こした場合…」
「即座に殺す。」
「…ッ、」
そう言うと、日帝は傷んで動きもしない俺の身体に拘束具をつけ、
部屋の隅に括りつけた。
そして、おそらくアメリカにとって最悪の言葉が
狭い地下室に響き渡る。
「_安心しろ。食事面はお前の父親がカバーする。」
は?
「あっ、おい!ちょ…」
「口を開くな」
そう一喝すると、日帝は振り切るようにして鉄の扉を閉め、出て行ってしまった。
日帝が出ていった後、アメリカは色々なことを考えた。
まず、時間を確認する仕草だ。
あいつは腕時計なんて持っていただろうか?
___絶対に、答えはNOだ。
おそらく「欧米の文化だ」というように毛嫌いするだろう。
それから、もうひとつ。
親父..いや、イギリスが作った料理..?
__食べれるわけが無い。
というか、あれはもはや食べ物ではないだろう。
「..さて、どうしたものか..、っぐッ、」
少なくとも、腹部の刺傷と先程食らった打撃で、体制を変えるのは
しばらく無理そうだ。
日付も時間も分からない。
助けだって、今は無理だ。
何も出来ることは無い。 そう考えたアメリカは、
傷を少しでも回復させようと睡眠を取ることにした。
痛みが収まるようにと祈りつつ、目を閉じる。
「..…….さい」
「……なさい」
「起きなさいと言っているでしょう!!!!」
「..?あ”がぁ”っ!?い”ッッッ 」
激痛で目を覚ます。
「あぁ、やっと起きましたか。」
「アメリカ。」
「ッ、はぁ”っ、う”..!?」
目の前にいるのは、赤く染まった何かを持ったイギリスだった。
そして、もう1つ、目に入ってくるのは…
「..へッ、」
「俺の..左足は..?」
目の前にあるのは、紛れもなく、
潰されかけた左足だった。
原型をかろうじて残しているものの、もう少し
力を入れて引っ張ればちぎれそうなのである。
そして、最初形が歪すぎて入ってこなかったもの。
イギリスが持っていたのは、
肉をすりつぶすための、ハンマーだった。
「親..父..?これ”っ..」
滑稽だ、というふうに口元を隠し、意地悪く笑った後。
イギリスは容赦なくハンマーを足に投げつける。
その、見た目から想像される重量のあるハンマーは、
より勢いを増して、アメリカの潰れかけた左足に直撃した。
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”っっ!?!?」
ドクドクと脈を打つようにして流れ出す真っ赤な血液と、
完全に形を失ってしまった、左足。
感覚すらもない。ただ、アメリカは。
想像を絶する程の激痛を感じた。
目の前が、暗転した。
「あぁ…大丈夫ですか?」
目の前の生き物…足をすり潰された可哀想な”アメリカ”が、
私の前にはいました。
それにしても..ただ1本無くしただけで意識を飛ばすなんて。
周りに飛び散っている血から、酷い仕打ちを受けたことは分かりますが。
大量出血だったとしても。
あなたはあと3回、これに耐えるのです。
耐えなければ、いけないのですよ。
「…はぁ。」
かつて私を「父親」として扱っていた、あの頃の。
無邪気なあの子はどこへ行ってしまったのでしょうか。
最近では、もう「親父」とすら呼ばなくなってしまいました。
(息子は息子です..手当てくらいはしてやっても…)
手が止まる。
かつて、絶対的だったあの座を。
私は、目の前の国に…
“奪われた。”
でも。
私は知っていますよ?
あなたが本当は…
「寂しがり屋」 な、ことに。
そうです。あの子はきっと私に構って欲しかったのでしょう !
___さて。
残りの3本、
どう、へし折ってやりましょうか?
起こさないことには始まらない。そう考えたイギリスは、アメリカを現実に引き戻そうとする。
だが、良く考えればみんな”国”なのだ。人間ではないのだ。
普通、人間では死ぬ傷も、国が崩壊しなければ。
一生、生き続ける。
生き地獄を、味わい続けるのだ。
ならば起こさなくともいいだろう。
イギリスは、そのまま放置しておくことにした。
目を覚ます。
「…」
いつまで、続くのだろうか。
完全に、太ももから先がなくなっている左足。
一昨日は意識が飛ぶまでムチを打たれて。
オマケに昨日は、右腕を切断されて…
思い出したくもない。
アメリカは、空っぽな気分でそれを眺めていた。
どうしたらいいのだろうか。
「..さん!!!」
扉の外から、声が聞こえる。鉄の扉が、勢いよく開く。
「兄さんっっ!!!!」
「..は..?」
「カナダ..?カナダなのか???」
「兄さん!!」
「早くここから逃げよう!!逃げ道を見つけたんだ!!」
「ほ、本当か!?」
言葉にもならない喜びと共に、少し恐怖を感じた。
目の前にいるカナダは、右目がなかった。抉り取られたのだろう。
そして、肝心の自分は左足がない。走れないのだ。
「でも俺、足が…」
「支えていく!!!当たり前だろ!!」
早く、逃げよう!!!
「…」
やっと出口を見つけた。やっと。やっとだ!
人質に取られたのかと思っていたけれど、違うみたいだ。
僕は兄さんと一緒に捕まったんだ。きっと。
兄さんはすっごく酷い怪我をしてる。左足がないんだ。
しかも、まだ血が止まってない。他にも傷があるみたいで、上手く走れないみたいだ。
肩を貸して、何とか走っているけれど。
スピードが遅すぎる。このままじゃいつ追いつかれてもおかしくない。
「急ごう!兄さん!!」
「っ、ああ!」
__そう思えば。
最初からバレていたのだろう。
突然目の前に現れた人影。
「あ」
逃げなくちゃ。今すぐ。
でも。
僕は兄さんに肩を貸しているし、何よりもうすでに刀が振りかぶられている。
ダメだ。避けられない。位置が悪い!
__違う。例え、避けられなくても。
兄さんだけは、守らなくちゃ!!!
ザシュッッッ
…え?
理解するのに時間を要した。
カナダは斜めに真っ二つになって…
俺の方向へ後ろに倒れた。
俺の胸には、血液でぐちゃぐちゃになった弟がいた。
..は?
「あああああああああああぁぁぁあああああああああああぁぁぁあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁ!!!」
位置が悪かったのは推測できた。
おそらく、心臓を通ってしまったのだろう。
「カナダぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
目を覚ましてくれ。そうどれだけ強く願っても、
目の前の弟は、目を覚まそうとはしなかった。
「起きてくれ!!!!目を開けてくれよ゛!!!」
俺よりはるかに動けたであろうカナダは。
俺が本来、守ってやらなければならない己の弟は。
「っあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
__紛れもない、己を庇って死んだのだ。
それが、目の前の悲惨な死体と、発生した血溜まりから与えられた、
アメリカへの、唯一の情報だった。
こいつが。
俺の弟が。
死んでしまうくらいなら。
「ッ、俺が..」
「俺が死ねば良かったのに!!!!!」
「そうか。」
冷ややかな一言。
ならば、お望み通りに。
「ねえ、何あれ..」
「変なオブジェクト..」
「気味が悪くなるアル。」
「、ねえみんな、もう行こ?」
「「「うん/だね」」」
__後日。
“アメリカ”という存在は。
何千年という時を経て。
完全に、誰の記憶からも消滅した。
いや、”消された”と言った方がいいのかもしれない。
何があったのかなんて誰も分からない。
__ただ、2人を除いて。
あの時のアメリカの死体は、下半身を分断した後、背中から肺を切り広げて吊り下げられた。
腕も、足も、目もない。
ただあるのは、コウモリの翼が生えたような見た目をしている、
ただの”芸術品”だったのだ。
気が狂っていた2人によって、”ソレ”は素晴らしいオブジェと化した。
今や動いているかすら分からないその国は、
今もまだ、操り人形のように。
__生き地獄を、生きている。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
〜特に意味の無い後日談〜
「貴方は少し、行き過ぎてしまった。」これにて終わりです。
初めて書いた小説だったので色々不安でしたが..なんか意外と大丈夫で安心でした!
本当はもうちょい続ける(アメリカの拷問シーンを入れる)つもりだったんですが、広告見るのだるいなって思いまして..次からはできるだけ長いのを読み切りにします!
ちなみに肺を広げて磔にするのは実際にあるそうですよ。入れたかったので頑張りました!
ちなみに私は今度12才になります。イワッテクダサイ
アメリカの分からせっていいと思いません?増えてくれたらいいなーっ
最後まで本当にありがとうございました‼️
コメント
8件
最高かよ…
泣いた(´;ω;`)
12歳の誕生日おめでとうございます!🎉えっ、12歳でこんな素晴らしい小説書けるって天才ですか?!まじでアメリカ可哀想はいいですよね!あんまりグロ作品って見かけないので本当に読んでいて最高でした(*`ω´)b