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③❤💙入れ替わり編
朝、翔太はゆっくりと目を覚ました。
一緒に寝ているはずの涼太がいない…
💙(あれ……涼太、いない…もう起きてる? 早すぎだろ)
寝ぼけ眼のままリビングへ向かい、
そこで翔太は、思考が止まる光景を目にする。
💙(……は?)
目の前に立っていたのは――
自分自身だった。
💙(いやいやいや、なんで俺がいるんだよ)
しかもその“俺”は、
まるで確かめるように、腕や肩、腰に手を伸ばしている。
💙(まじで、変な夢…っておい……なに人の身体、ベタベタ触ってんだよ)
思わず声を出そうとした、その瞬間。
💙『なにして——』
聞こえてきたのは、
低くて、落ち着いた、よく知っている声。
💙(……この声)
嫌な予感に駆られ、洗面所へ駆け込む。
鏡に映っていたのは——
💙『……涼太ぁぁ!?』
無意識に頬や腕に触れる。
骨格も、体温も、確かに涼太の身体だった。
💙(…あ、むちむちで気持ちい…じゃなくて!!!)
一方、背後から静かな声がする。
❤️『翔太……落ち着け。たぶん、入れ替わってる』
💙『冷静すぎだろ!!』
💙『今日は互いに仕事あるんだぞ!?』
❤️『俺はワンスプーンの収録』
💙『……俺はドラマ。今日、キスシーンある』
一瞬、空気が固まる。
❤️『……とりあえず、台本見せて』
💙『今から料理の勉強とか無理だからな!?』
こうして二人は、
「正体がバレないこと」を最優先に、
それぞれの現場へ向かう決意をする。
~~~~
~ドラマ撮影現場~
翔太の身体に入った涼太は、
必要以上に感情を抑え、淡々と演技をこなす。
問題のキスシーンも、
過不足なく、静かに終えた。
撮影後。
いつもなら女優に絡みにいく翔太だが、
今日は違った。
丁寧に一礼し、
余計な言葉も残さず、すっとその場を離れる。
スタッフたちは顔を見合わせる。
「……今日の渡辺さん、やけに大人しくない?」
~~~~
一方、料理番組では…
💙『ち、違う!そこじゃない!!』
💙『うわっ……焦げた……』
慣れない手つき、雑な動き。
いつもの“エレガント”とは程遠い。
スタッフ
「どうしました?これは、なんかのドッキリですか?」
💙『……そういうことに、しといてください』
二人は、なんとか一日を乗り切った。
~~~~~~
~夜・リビングにて~
ソファに並んで座り、
同時に大きく息を吐く。
❤️『……疲れたな』
少し間を置いて、涼太が言う。
❤️『翔太。キスして』
💙『は?』
❤️『女優とのキスで、一日終わりたくない』
少し迷ってから、翔太は近づく。
短く、確かめるようなキス。
❤️『……やっぱ変な感じw』
❤️『先に風呂、行ってこようかなぁー?』
💙『俺の身体で変なことする気だろ』
❤『さぁ?』
意味深な笑みを残し、
涼太は浴室へ向かう。
取り残された翔太は、
自分ではない“自分の身体”を、じっと見つめた。
💙(……ほんと、厄介だな)
💙(ちょっと…触ってみようかな)
俺は涼太のモノに触れてみる
💙(あっ……これっやばいかも…)
だんだん膨れ上がるのが分かる
💙(涼太…デカすぎだろ…いつもこれが俺の中に…)
💙『はっ……んんんっ!!……』
翔太は、頑張って声を抑えつつ、静かに果てるのであった…
~~~~~~
~一方宮舘は~
❤(翔太の身体…白くてほんと綺麗…)
❤(ごめんね……俺我慢できない)
涼太も同じように翔太のモノに手を添える
❤『あっ……きもちぃ…』
翔太の身体を使って、あらゆるいやらしい行為、そして、いやらしい表情をし続けるのであった…
~~~~~~~
数日後。
楽屋で並んで座る二人の空気は、どこか以前と違っていた。
💙『……なあ、涼太』
❤️『ん?』
💙『あの入れ替わり、夢じゃなかったよな』
❤️『夢なら、あんなに疲れないでしょw』
涼太はそう言って、ふっと笑う。
しばらく沈黙が流れる。
翔太は無意識に、自分の手を見つめた。
💙『……お前の身体で一日過ごしてさ』
💙『あたりまえみたいにやってること、全部すげえって思った』
料理、立ち振る舞い、周囲への気遣い。
「できて当然」だと思っていたものの重さを、
翔太は初めて“内側”から知った。
❤️『翔太もだよ』
❤️『俺さ、お前の身体で現場に立って』
❤️『……背負ってるもんの多さ、わかった』
涼太は視線を落とし、少しだけ照れたように続ける。
❤️『軽く見てたわけじゃないけどさ』
❤️『でも、ちゃんと分かった気がする』
翔太は小さく笑った。
💙『なんだよ、それ』
💙『素直すぎて気持ち悪い』
❤️『今さらだろ』
二人は顔を見合わせて、同時に吹き出す。
少し間を置いて、涼太がぽつりと言った。
❤️『……もう一回、入れ替わってもいいかもな』
💙『は?』
❤️『冗談w』
❤️『でも、あれがあったからさ』
❤️『前より、翔太の隣が落ち着く』
翔太は返事をせず、
代わりにそっと距離を詰めた。
💙『……俺も』
言葉はそれだけだったけれど、
それで十分だった。
入れ替わりは、元に戻った。
でも、互いを見る“目線”だけは、
少しだけ変わったままだった。