テラーノベル
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四季って良いよねってお話です
青桃
くそ短い
桃「夏って良いよねぇ…♪」
そう言っているのは俺の膝に現在進行系で寝っ転がっている恋人
青「いつも外出るたび暑すぎて溶ける…夏なんか嫌だー…って言ってるのに?」
桃「外に出るのは嫌いだけど…こうやって家の中から感じる夏は好き」
青「あー…なんかわかるかもしれんな」
桃「この夕暮れに染まる夏って感じの空と視覚聴覚を癒やしてくれる風鈴…うるさいくらいの蝉の声、ザ・日本って感じでさ♪」
青「例えが多いな」
桃「まぁまぁ♪」
青「でもそれで行くと全部の季節良くないか?」
桃「確かに…秋は焼き芋でも食べながら飛んでくる紅葉を見て冬を待つ…風情があるよね」
青「冬はこたつに入りながらもう日が沈んでるなぁ…なんて思って空をみる、ここに日本酒があると最高なんよね」
桃「あと外に出た時に見えるオリオン座とかね」
青「ええよなぁ…」
桃「春はー…もちろん昼間にみる桜も良いけど大人になってからはやっぱ夜桜も良いよね」
青「確かに、春のあったかくなってきた空気がまた気持ちいのよな」
桃「めっちゃわかる…それでいくとさ、あー今日季節が変わったなって分かる風ない?」
青「ある、俺あれ秋から冬に変わった時の澄んだ空気が好き」
桃「それなー…俺昔友達と秋休みに電話しててさ、そいつが今日めっちゃ涼しいよって言ってきたから引きこもり脱却して庭に出てみたのよ」
青「引きこもりて」
桃「そんで外出たら明らかに昨日とは空気が違っててさー、なんかテンション上がったよね」
青「そういうのも今考えると青春やなぁ」
桃「日本ってなんか良いよね…風情があってさ」
青「大体の人が言われただけでその景色イメージして共感できるしな」
桃「ほんとにそれ」
桃「夏の気分、冬の気分ってのがあるよね」
青「音楽とかもそれよな」
桃「何にしてもこんなふうに季節を感じて平和に1日を過ごせてることが奇跡だよね」
青「感謝せんとなぁ……さて、そろそろ休憩は終わりにして仕事に戻ろか」
青「膝枕満喫できた?」
桃「うん!」
桃「たまには日本の夏らしくコーヒーじゃなくて麦茶でも飲みながらやりますか!」
青「そうやな♪」
コメント
2件
大共感だわ 引きこもりからしたらマジで家の窓から見える景色の変化が良き 桃さん例えが神だわ