この作品はいかがでしたか?
1,704
この作品はいかがでしたか?
1,704
コメント
13件
楽しみ過ぎる早くみたい
マジで最高です。大好きです。続き待ってます
めためたにおもろい 続き待ってます
注意書きは1話目をどうぞ。
──────────────────
s h a 視点
思い切りゾムが叩きつけられた時、頭が真っ白になった。
俺はアイツらを護るためにこの軍に入ったのに結局は俺が護られる側。
そして、そんな俺自身と魔獣共に怒りの気持ちが舞い上がる。
「お前ら、覚悟しろよ?」
正直、立っているのもやっとの状態だったが頭がハイになっていてアドレナリンがドバドバ出ていたのだろうか。
そんなに痛みは感じなかった。
「浮遊魔法」
魔獣の身体が宙に浮く。
「結界」
W国を淡い黄色で囲んでいく。
………これで、魔獣共は逃げられないしこの国にも侵入する事ができない。
そして、ゾムに結界を貼り向こうへダメージが行かないようにする。
「神炎」
白と紅が混ざり合い鮮やかな色を帯びてゆく。
炎を縁どった魔法陣が形成され地獄の業火が放たれる。
「コマンド発動、大津波」
水色と深い藍が混ざり煙のような柔い形の魔法陣が形成され犯した罪を洗う様な水が放たれる。
「第二コマンド、放電」
次に、カクッカクッとした雷をモチーフにされた黄色と橙が交ざった魔法陣が造られ身体が焼ける様な雷が廻りに走る。
この際、カットさせて頂くがとても汚ぇ魔獣の雄叫びをBGMに背を向け、
ゾムの元へと向かった。
コツ、コツ、コツ……
何処かに有りそうな足音を鳴らす。
コツ。
足音が止まる。
『忘却魔法、普』
ゾムにその魔法を掛ける。
今見た俺のすべてを消す。
俺が高位魔術も使えると知られたらどれだけ反抗をしても幹部に入れられると思ったからだ。
それと、少し訂正がある。
今回、ゾムは呆気なくやられたがそれには理由がある。
一つ、最初に激戦区へ来る時に全速力で来た為体力が少し削れていた事と、
道中、魔獣共に出会いそれを倒す為に戦闘をし更に体力を消耗した事。
二つ、ゾムにはある制御が掛けられていたこと。
ゾムは魔法が使えない。
元々は使えたのだ。
だが、とある国王がそれを阻んだ。
そう、ゾムは国王に魔法を封じられていたのだ。
ゾムはこのW国軍に来る前は暗殺業を遂行しており数百人と及ぶ暗殺を十数年掛けて行ってきた。
その重罪を償う為に魔法を封じられてしまった。
だが、魔法も使えないのによくああやって魔獣と対等に戦えるもんだ。
魔法有りの勝負なら俺が勝つけど、もしゾムも魔法が使える未来だったら……………
ブルブル、と俺は身震いをした。
「はー、かえるかー」
あ、そう言えば死体片付けなきゃ。
ポタッ。
あ、?
急に、ジクジクと痛みが俺の身体に戻ってくる。
そっか、俺あの魔法使ったの忘れてた…
さっきまで戦闘で頭がハイになってたからなぁ。
流石に死体を埋葬するのは無理…かな。
疲れたし、ゾムの応急処置して俺も救助待つか。
そう思うと、気が抜けたのか俺の意識は段々と闇に近づいていった。
その時、桃色の光が網膜に焼け付いた。
──────────────────
▷▶︎▷nextいいね1000&お好きな数コメ
ちょっとした小話⇩
実はこの後大事な事件が起こる伏線を前話に貼ってたんですよね笑
その伏線は第三章に繋がる伏線
へへっ
ちなみに、次回予告みたいになりますが第三章で重大な事が判明…!?しちゃいます!
是非楽しみにしておいてください!
その伏線は難しいので見つけられないとは思いますが……𐤔𐤔
ま、見つけられるのなら見つけて見てください!
ちなみに、この話で次の章(第二章)に繋がる伏線も貼っておきました!
※そちらの方は簡単ですのですぐに見つけられると思います
以上!
閲覧、ありがとうございました!