TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

さとりとこいしの幻想日記

一覧ページ

「さとりとこいしの幻想日記」のメインビジュアル

さとりとこいしの幻想日記

5 - 第5話お空との弾幕ごっこ

♥

150

2022年03月11日

シェアするシェアする
報告する

大量のカラスが飛びかかってきた。

「アタイがこのカラスを相手にします!さとり様とこいし様はお空さんの相手を!」

お燐一人で相手にできるのだろうか。

とりあえず今は目の前の相手を倒すことが先だ。

「お前ら二人が相手か……ならこの大砲も使っていいよな?

ドンッ

いきなり大砲を打ってきた。遠くの家に当たり粉々に砕け散った。

(あれは当たったらひとたまりもないですね…気をつけないと…)

「準備はできたか?…弾幕ごっこ始め!」

お空は多分普通の下級妖怪ではない。

私はあまり妖怪の階級について知らないが、きっと中級クラスだろう。

お空の周りに無数の弾幕が現れた。火の玉のような弾幕だ。一定時間立つと爆発するらしい。

「スペルカードを使わせてもらうからな…」

「スペルカードメガフレア!」

大きい球体が現れ、私の方に飛んできた。

バンッ バンッ

その球体は普通の弾幕と同じで爆発するらしい。気を抜いたら当たってしまう。

私も負けじと弾幕を放つ。大玉も出しているが、相手の大玉が爆発するせいで全然きかない。

「こちらもやられっぱなしは嫌ですね。私も行きます。」

私もスペルカードを使う。心を読めば早いが、何故かお空の心は読めない。

「スペルカード想起「恐怖催眠術」これに耐えられますかね?」

この弾幕の中でお空が動くのは難しいだろう。

「小癪な……こんな弾幕……薙ぎ払ってくれる!」

弾幕を薙ぎ払おうとする。しまった…私の弾幕は小さいが威力は高い。が、強い爆風を受けたらすぐにどこかに飛んでいってしまう。

するとハートの弾幕がお空を囲む。

「はっ?」

お空がぽかんとした顔をした。

「そうはさせないよ、お姉ちゃんは下がってて!さあ、私の弾幕に耐えられるかな?いっけぇー!」

こいしの合図とともにたくさんの弾幕がお空を囲む。

「こんな…こんなことがあって…いいわけが…いやだ…私は、負けないんだ…負けないんだ…」

ポロッ

お空の瞳からひとすじの涙がこぼれる。

「さようなら」

「ま、待って!私はまだ…」

ドォーン!

大きい爆発音とともに私は気を失った。

さとりとこいしの幻想日記

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

150

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚