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にゅうひん☆
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#すのーまん
━レストラン『Grandeur』━
深|すげー高そうな所だけど…
照…ほんとに合ってんの?…これ?
緊張で少し固くなりながらも店内に足を踏み入れスタッフに案内されたのは奥の静かな個室。
そこにはいつもの照じゃなくて髪もスーツも完璧な大人の色気がダダ漏れしてる照が座っていた。
岩|あっ来た来た!辰哉!
深|…照っ…!
声も顔もいつもと同じ照なのになぜかいつもと違う照に見えてしまい視線が泳いでしまう。
岩|何してんの?こっちにおいで?
深|え、あっ!…うん…。
岩|辰哉すげー似合ってんじゃん。
辰哉の顔を覗き込みながら満足そうにフニャッと笑う照。
その笑顔に普段の照を感じて辰哉の緊張も和らぎいつも通りになっていく。
深|…って言うか!今日のこれ何!?
エステも美容室も服も!!
しかも何?こんな高そうなお店まで!!
岩|…うん。辰哉とりあえず座ろうか?
深|え…あっはい。ありがとう?
座るよう促され椅子に座るとイタズラが成功した子どもみたいに照が笑う。
岩|いひひっ!びっくりした?
深|もー何!?びっくりするし言ってよー!
岩|言ったらサプライズになんないでしょ。
深|ん?って事は仕事も!?
岩|うん、仕事も嘘。笑
深|もーまんまとじゃん俺ー!笑
照が事前に頼んでくれていたコース料理とワインが並べられる。
グラスを持ち2人の記念日を祝った。
料理とワインを楽しみつつ2人の思い出話しにも花が咲き、コースも終盤になった頃に渡したい物があると言って照が 席を立ち俺の前にやってくる。
深|??…照?
静かに片膝をつきで照がそっと胸ポケットから取り出したのは小さな箱。
箱を開けるとそこには細身でシンプルな指輪が収まっていてよく見るとその真ん中に小さな紫色の石が埋め込まれている。
深|…指輪?
呆然と呟く俺に照は少し照れくさそうに、でもどこまでも真剣な瞳で俺を見つめる。
岩|うん。…辰哉の色。
指輪をそっと取り出し言葉を続ける。
岩|辰哉と過ごす毎日が俺にとって一番の宝物でこの先もずっと同じ方を向いて歩きたい。
辰哉の左手を取り薬指に指輪を嵌めていく。
岩|俺の一生と愛を辰哉全部にあげる。
だから……俺と、結婚してください。
深|…っ…!!ひかっ…!
照の首元にしがみつくように抱きつき 肩に顔を埋めて声を上げて泣く辰哉を照の大きな腕が力強く抱き締め返してくれる。
深|(グズッ)…ばか…っ!こんなん…断れるわけないじゃん…っ!!
岩|いひひっ!ほらっ返事聞かせて?
手の甲で必死に涙を拭うけど止まらなくて、 照が愛おしそうに俺の頬に手を添えて指先で涙を拭ってくれる。
深|…俺もっ、照じゃなきゃ嫌だぁ…
俺の全部を…照にあげるっ…!
岩|…うん。ありがとう辰哉。
頭を撫でられながらゆっくり離れると照が愛おしそうに目元を拭ってくれる。
岩|辰哉泣きすぎー!笑
深|…っ…こんなん泣くわっ!!せっかくエステで整えたのにー!!
席に戻り鼻をすすりながら笑う俺の手を照が強く握ってくれる。
深|…俺の事…一生、大事にしろよ…。
岩|言われなくても、一生離さないよ。
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