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その後それぞれ挨拶をしたり荷物を置くと早速試合が始まった。
中でも梟谷という東京の高校が強かった。髪がすごく逆立ってる人のスパイクがすごかった。
セッターの黒髪の人も正確なトスであんなチームに入ってバレーをしてみたいと思った。
一通り試合が終わり校舎裏で猫を眺めながら休憩していると誰かの影がスッと見えた。
??「……ねぇ、」
「……!!?」
??「そんなに怖がらなくていいのに…俺、弧爪研磨。君は?」
「…日向翔陽です」
研磨「…上下関係とか好きじゃないから敬語でいいよ」
研磨「で、一つ聞きたいことあるんだけど…」
日向「…なんですか」
研磨(敬語やめていいって言ったのに…)
「なんか周りに隠してることない?例えばr「おーい研磨ーどこだー!」
??「おっここにいたのか。早く行くぞ」
研磨「…うん。じゃ、またね〝翔陽″」
日向(不思議な人だな…)
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夜
夏とはいえエアコンが効きすぎると体は寒くなるものだ。
まさに今その状況に陥っていた。足先が冷える。それに長袖の服も持ってきていない。
それに風があまり当たらない場所も宮さんたちに占領されている。周りは寒くしている様子はないし自分だけという絶望的状況。
廊下に出ると蒸し暑い空気が身体中にまとわりついてきた。
それでも今日は風が強いので体が冷える。
一回ベンチに座ると少し暖かくなった気がした。
しばらく座ってぼーっとしていると誰かの足音が聞こえて、俺の前をスッと通った。
気まずいなと思いつつやり過ごしていると急に声をかけられた。
??「おい、チビ」
(なんだこの人…急にチビ呼ばわりしてきたぞ…)
「…はい」
??「お前稲荷崎のとこだったよな」
「それがどうかしましたか」
??「寒いんだろ。ジャージ貸す。明日になったら返せよ」
そう言うとその人は立ち去ってしまった。確かあの人は影山とか言う人だった気がする。
…悔しいけどこの人のジャージがでかいからあったかいな。人の温もりに触れるのは久しぶりかも。
そう思いながら部屋へと戻っていった。
おまけ
日向が烏野のジャージを着ているのをみた時の稲荷崎の反応
宮侑「おいサム。なんであいつ烏野のジャージ着てんねん」ヒソヒソ
宮治「知らんわ。…でもあいつなんか嬉しそうやな」
北 (……なんか嫌やな)
角名(へぇ…烏野ねぇ)
コメント
4件
影山やっさしい♪ 続き楽しみ‼︎
これが……嫉妬…か、! 面白かったです