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前日
ー孤児院奥の森にて。
syp「服はなんでもええけど、、まぁ目立たんように訓練服でも着とくか?一応持ってきたんやけど。」
rp「そうですね、、じゃあお願いしてもええですか?」
syp「ええよ。俺のお下がりやけどサイズは大丈夫やろうし。」
そう言ってショッピさんが服を渡してくれる。
rp「ありがとうございます!」
明日は遂に試験。
ロボロさんと会ってから早1週間が過ぎた。
主席になると決めたらかには、この1週間の訓練はより一層力が入ったし、ショッピさんにも稽古をつけてもらった。
stp「そういえば試験内容は大丈夫そうやんな?」
rp「はい。えっと、サバイバル勝ち残りみたいな感じですよね。」
過去をなぞるように、もらった概要の紙を思い出す。
「各自が首につけるタグ切ればええっていう。レーザー銃やと心臓のとこのセンサーに当てればええって。」
syp「せやな。大丈夫そうで安心したわ。
あと、本部の地図。会場は書いておいたからこの通りにくれば着くで。」
rp「!ありがとうございます!」
実は初めてだから迷いそうで怖かった!
めっちゃありがたい、、、、
*
ー翌日
rp「ここが、、、本部敷地内、、、」
ついたはいいものの、やっぱ迷わんか不安やわ。
とりあえず、ショッピさんが書いてくれた地図を元に会場へ向かう。
『周りが黙るくらいの力見せつけて、僕の価値を僕が証明します。
僕以外有り得へんって、見せます。』
ああ言ってしまった手前、何としても僕は一位にならへんといけない。
自信がないわけでもない。
でもやっぱり、実戦は初めてやから緊張するし不安でいっぱいや。
それでも何としても、勝たなきゃいけへん。
このチャンスを逃さない。
僕には次がないから。
でも弱気になってまう。
相手がどのくらい強いのか、どんな闘い方をするのか。
ある程度のアドバンテージが僕にはあらへん。
こんな事考え始めたら頭がぐるぐる回って、どんどんネガティブになる。
あー、あかんわ。
とうとう考えてるうちに、ずっとずっと不安だったことを思い出してしまう。
幹部になったとて、、、、、
僕はなんでー
「レパロウ~!!!!!!」
大きな通った声で、意識がはっとする。
「こっ、コネシマさんっ!?!?」
急に来たかと思えば肩をばしばし叩かれ、、、てか、、、
いやめっちゃ目立ってますやん、、、、
ただでさえ異端者やのに。
kn「なんや、不安そうやなぁ!」
不安そうな僕に気づいたのか、豪快に笑いながら言うコネシマさん。
そもそも幹部様がこんなとこにいてええんか、、、
kn「、、、レパロウ、お前なら大丈夫や。何でやと思う?」
いきなりそんなことを聞かれる。
周りというか、他の試験を受ける人たちがざわめきが聞こえた。
口々に だれ?やなんでコネシマ様が?なんて声。
それでも僕は、そんなことより僕は、、
rp「、、、こ、コネシマさんが訓練してくれたから、、、」
kn「ようわかっとるやん!なら大丈夫やな!」
にっ、と明るい笑顔で僕に言う。
そうだ。僕は近づきたいんや。
ずっと不安だった。
幹部になれたとして、あの人は覚えてはるのか。
僕の声は届くのか。
でもちゃうかった。
僕の事、覚えてはった。
だからどうしても。
ロボロさんと、、、、
僕のかみさまと対等に話がしたい。
生きるにはつよくならなくちゃいけない。
「、、、もう大丈夫そうやんな。」
「はい。絶対に一番になります。」
もう、迷わへん。
*
zm「えらい騒がしいやんか。」
ゾムさんが声を上げる。
ci「あれやな。部長が連れてきた愛弟子やっけ?」
もちろんやけど、レパロウの措置については幹部全員に共有されとる。
だからまぁ、幹部メンバーが特に驚くわけではない。
ただ、アイツがそうなんやなってだけ。
em「、、も、ありますけどコネシマさんが、、ほらあそこです。」
zm「ほんまやん。何してんねんアイツ。」
俺らがおる部屋の構造的に、下の階つまり試験会場の待合スペースが見えるようになっとる。
ゾムさんが覗き込むのと同じく覗き込むと、そこには部長の姿が。
syp「ちょっかいでもかけとるんやないですか。」
かわいそやな。目立ちたないやろうに部長のせいで目立っとる。
なんて考えてると、チーノが小声で問いかけてきた。
ci「ショッピは行かなくてええん?」
ああそうやん。チーノにはワイが協力してるの言ったわ。
syp「俺はもうええわ。充分やし。」
昨日色々話したし今さら言うことあらへん。めんどいし。
ci「ふーん?」
やや懐疑的に返事をするチーノ。なんやねん。
em「というか、ゾムさんもう行った方がええんとちゃう?」
zm「せやな。行ってくるぜ!フーン‼︎」
レパロウは確かに強い。本人は不安がっとるが実力をそのまま出せたら一等兵にも負けへん力がある。
順風満帆に行けば主席だって心配ない。
ただ、
syp「今回はゾムさんやねんな。」
一般兵には明かされない、戦闘試験の裏ルール。
【どの試験も幹部一名を必ず参加させ、幹部にダメージを与えられた者のみ、幹部への昇格が認められる。】
このルールを用いてから毎回誰かしら入っとる。
話によると戦闘試験で入ったゾムさん、ロボロさんの時はそれぞれトントンさんとシャオロンさんが入っとったとか。
これまで幹部は平等に何回も駆り出されてる訳やけど、そんなかで唯一出たことがなかったのはゾムさん。
理由は簡単。まぁ強すぎやから。
そのゾムさんがよりによって今回とは。
*
ー監視映像室
gr「そうだ。そういえば今回ゾムを試験に駆り出したいって言ったのはロボロやったね。」
薄暗い部屋、グルッペンは試験会場の中継映像を眺めながら言う。
rbr「まぁアイツ、一回も出たことあらへんかったから丁度ええやろ」
俺が答えると、「ほぉ」と何か怪しむそうな笑みを浮かべている。
gr「ま、お前が何隠してんのか知らんけど楽しみだなぁ、、、ゾムにボコられるか、いい戦いすんのか。やっぱ注目は外部からの、、なんて言うたっけ。」
rbr「、、レパロウ、やな。」
そう答えると何か納得したように
gr「それそれ。ま、こっちではじっくりモニタリングさせてもらうんだゾ」
そう言ってモニターに目を戻した。
事情を知った上で側から見れば、どうしてそこまでするんって、言われると思う。
そんなの、一つやんか。
自分と似た境遇にいたあいつを、自分と同じ道を歩かせないため。
ただそれだけのために、俺はなんとしてでも入団するのを防ぐ。
たとえ世界最強を動かそうが、アイツの心を折ろうが構わない。
ただ阻止できればなんでもええから。
あの、rbrpが好きなのは変わらないんですが、書いているうちにsyprpありだなって、、、、
怖いですね。近々ぼくかみR18とか書けそう()
お話を読んでいただけたらわかると思うんですが、これからzmとの絡みもあるんです、、、
うっ、、zmrpもハマりそうな予感。
そんな今日この頃です。
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