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《学校の天使様、可愛すぎて困ってます》
私の学校には天使が居る。
その天使の名前は葵 悠。
彼は明るく陽気な性格でいつも学校の天使として可愛がられている。
それに比べ私、明里 莉奈
はいわゆる、いじられキャラ。さらに、コミュ障で周りには人が居ない。
今日もいつも通り学校に行くと悠と悠の親友響が階段に座り楽しそうに話していた。私は内容が気になり聞き耳を立てた。
「悠はさ好きな人居るの?」
「は?急になんだよ!」
「いや、最近笑ってる所多くなったからさ」
「気の所為だろ」
「そうかぁ」
「へぇ、確かに最近よく笑ってるかも」と納得しながら教室に行った。
教室につくと「おはよう」と私の友達唯が笑顔で挨拶してくれた。
いつもの教室、いつものメンバー、変わらない風景、そのはずなのに…。何故か今日は落ち着かない、そんな気がする。
廊下から悠の声が聞こえる度に体が熱くなる感じがした。家に帰っても悠の事が忘れられずに1人で悶絶している。
「今日も可愛かったなぁ、やっぱり好きだなぁ」
「はぁ、今日も話せなかったな…」
あの人を見ると色んな感情が込み上げてくる。
「莉奈…明日話せるといいな」
2人は後悔しながら眠りにつく。
両想いな事も知らずに…