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ある男女の、幸せな物語

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ある男女の、幸せな物語

1 - 夏祭り

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2023年02月25日

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ある男女の、幸せな物語



藤弥「あれで付き合ってねぇんだもんなぁ…不思議なもんだわ…。」

月見里「ほんとですよ。」

青弓「……。」

2人が茶々を入れるような会話をしている中、一際高身長の甚平を来た男…青弓碧真は何やらうわの空な様子だ。

藤弥「…青弓さん、どうしたんすか?」

青弓「…あれ、やりたい…。」

恥ずかしそうに指さしたのは、輪投げと書かれている所だった。

藤弥「輪投げかぁ…いいっすね。やって来たらいいじゃないすか!」

藤弥は猫が刺繍されてる少し可愛い財布から5000円を取り出し、青弓に渡した。

青弓「なぜ、5000円…?」

藤弥「輪投げ分と、ほかの屋台とか分っすよ。それでやりくりしてくださいね。」

青弓「…わかった。」

子供の様にキラキラした目をした青弓は、とてとてと音がなりそうな感じで輪投げの所に小走りした。

月見里「…お母さん見たいですね。」

藤弥「あんたに言われたかねぇっすよw」


青弓「……。」

店主「あ、あの、お兄さん?」

その頃青弓は、嬉しそうに少しシワが付いた5000円札を店主に渡し、輪投げをやっているのだが…

店主「店のもん無くなるわ!技術凄いな!」

そう、投げた輪を外すことなく全て狙った位置に通していたのだ。

青弓「あ、…すまん、もうこのくらいにしておく。」

店主「お、おう。」


奏橙「先輩〜💦速いですよ…」

竜央「奏橙がおせぇんだよー」

自分の舎弟と高校時代からの先輩が仲良さげに話している。

青弓「……」ほわほわ

その姿に、ほわほわしているようだ。


藤弥「あ、青弓さん…って多くね?!」

青弓「…投げた輪が、全部通ってしまって…」

藤弥「…すげぇな。」

月見里「じゃ、椿陽君達の追っかk…じゃなかった。僕達も夏祭り楽しみますか。」

青弓「(あの二人、恋仲になれるのだろうか)」

がやがやと人の声と屋台の色んなものが混ざった匂いが漂う中、そう思うのだった。






続きは我が妹、紅葉妖狐が書いてくれるぜ☆

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