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蒼真はあなたの手を握ったまま、指先で肩や背中を撫でながらゆっくりと近づいてくる。
「…お前、我慢できるか?」
耳元で囁かれ、あなたは思わず小さく息を漏らしそうになる。
「んっ…」
その声を察したかのように、蒼真は唇で指を軽く押さえ、低く笑った。
「ほら…出そうになってるじゃないか。もう少し我慢しろ」
そのまま指をあなたの手に絡め、体の距離を詰める。机の端に押し付けられ、逃げられない状態で、あなたは焦りと甘さで胸が苦しくなる。
「我慢できるかどうか…試してやる」
そう言うと、蒼真は息を耳元にかけながら指先であなたの体をじわじわと触れてくる。小さく震える体に、さらに追い打ちをかけるように囁く。
「…もう少し…声出すなよ?我慢できたら、特別にご褒美をやる」
あなたの心臓はバクバク。逃げたいけど、蒼真に支配されたままじっと耐えるしかない。
焦らされ、攻められ、でも少しの期待に胸が締め付けられる――。