テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
教室の中、夕日が差し込む静寂の中で、あなたは蒼真に机の端に押さえつけられていた。息は荒く、体は熱を帯びていて、声を出しそうになるたび、必死に唇を噛む。
「まだ我慢できるか…?」
耳元で囁く蒼真の声に、胸が高鳴り、体が反応する。指先がじわじわと肌を這うたびに、声を押さえるのがどれだけ大変か思い知らされる。
その瞬間、ドアが微かに開く音――!
「っ…!」
あなたは慌てて蒼真の胸に顔を埋め、息を殺す。教室には他の生徒の足音が近づいてくる…もしバレたら、この秘密は終わりだ。
「ふふ、心配すんな」
蒼真の低い笑みと指先は容赦なく、あなたを押さえつける。息が詰まる中、彼の手がそっと腰に回り、焦らすようにゆっくり動く。
「…俺以外に見られたら終わりだってのに、声、漏れそうだな」
そう言って、耳元で息をかけながらあなたを挑発する。あなたの全身が熱く震え、逃げたくても逃げられない。
足音は一瞬止まり、二人の世界はさらに濃密に絡み合う――声を抑えるあなた、そんなあなたをじらす蒼真。理性と欲望が入り混じり、教室の中の時間がゆっくりと、しかし激しく流れていく。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!