【tn side】
tn「ショッピくん、好きな食べ物あるか?」
俺がそう聞くと、ショッピくんは軽く首を横に振る。
gr「ないのか、じゃあ俺のケーキでも食べるか!?」
いつから隣にいたのかは分からないグルさんが元気よくショッピくんに話しかける。
ショッピくんはびっくりしたのか、俺の胸元に顔を埋めてしまった。
tn「ほら、もうショッピくん、びっくりしてもうたやんけ」
gr「む…それはすまない」
眉を下げて、ショッピくんを見る。
gr「ゆっくり休むと良い、何も気にする事はない。一番はショッピの気持ちだからな」
それだけ言うと、グルさんは前を歩いて先に食堂へと行った。
tn「…ショッピくん、何食べるかぁ…すぐ作れるのやったらおにぎりとかやけど…」
「とりあえず一回医務室行こか、人になれるか?」
聞くと、ショッピくんは静かに人間へと戻った。
服を渡すと、静かに着替え始めた。
shp「…………ぃ」
tn「…?どうした?」
ショッピくんを見ると、少し目を泳がせながらもこっちを見ていた。
shp「……サンド…ィッチ…」
ショッピくんは静かにそう呟いた。
tn「ん、サンドウィッチ作ろな」
俺がそう言うと、ショッピくんは嬉しそうに笑った。
きっと、サンドウィッチが好きなんだろうな。
食堂に行き、椅子に座らせ、キッチンの方へ行く。
サンドウィッチを作っている間、ショッピくんが少し心配になったので視線を移すと、そこにはショッピくんに群がっている大先生らの姿が…。
正直第三視点から見てると、変な輩に絡まれている猫にしか見えん…()
サンドウィッチをさっさと作り終え、ショッピくんのところへ持って行く。
tn「お前ら、何変に絡んどんねん」
ut「とんち~…助けてぇやぁ…」
zm「大先生、もっと欲しいやろ?w」
大先生の皿にどんどんご飯をのせていくゾム。
ショッピくんはその様子を見て、少し引いているみたいだ。
tn「どーぞ、口に合うかは分からんけど…」
ショッピくんの前に置く。
ショッピくんの隣に座っていたチーノがショッピくんに向かって言う。
ci「トントンのご飯はめっちゃ美味しいねんで!!」
ショッピくんは頷くと、小声でいただきます、と言ってからサンドウィッチに手を付ける。
しかし、持ったはいいものの、なかなか口に入れる事はない。
やはりいきなり固形物を食べる事は難しかったか…。
しかし、そう思っていると、ショッピくんがサンドウィッチを口に入れるのを横目で見えた。
コメント
8件
今思ったんですけど、 猫から人間 人間から猫になったら 服ってどうなるんですか!🤔