この作品はいかがでしたか?
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敦「今日も暑いですね〜、、」
太「そうだね〜、、」
乱「、、あっ!」
太「ぅわっ!」
太「どうしたんですか、、」
乱「あと15秒で国木田が帰ってくる!」
太「え゛っ」
敦「太宰さん報告書書きましたか!?」
太「、、わ、、私は美女と心中してくるねっビュォン」
敦「だ、だざいさぁーん!!」
国「ただいま戻りました」
乱「、、、、」
敦「、?乱歩さん?どうかしたんですか?」
乱「いや、、、、」
乱「、、まぁ、いっか!僕も駄菓子が切れたから買ってくる」
敦「はーい」
国「、、敦」
敦「はいぃっダラダラ」
国「あの阿呆はどこに行ったぁぁぁぁあ!?」
敦「おっ、落ち着いてくださいっ!」
国「俺の理想が、、、」
敦「太宰さんのことなんでその辺の川を流れているんじゃ、、?」
国「はぁ、、まぁいい俺はあの阿保を拾いに行ってくる、、」
敦「あはは、、」
『川に着く』
国「やっぱりいたか、、、出てこい!」
国「はぁ、、仕方ないな、、」
国木田は太宰を川から担ぎあげる
国「、、太宰?」
太「ははっ、、、ばれ、、て、、しまったね、、」
太宰の顔色は死人と言われても違和感がないぐらいに青白く、息もあるが細い
太宰が薄く目を開いて国木田を見た瞬間に
国「太宰っ!?」
太宰の意識は切れた
『探偵社』
バンッ(ドアを勢いよく蹴る)
国「敦!与謝野先生を呼んでこい!あと乱歩さん、社長に太宰が倒れたとの連絡を!!」
敦「太宰さんっ!?」
国木田がおんぶで太宰を背負っているが、全身の力が抜けている
数分後
与「太宰、!大丈夫かい?」
国「いつものように入水していたので水から出したらこの状態に、、」
与「わかった、一回出て行っておくれ」
敦「大丈夫ですよね、?」
与「最善は尽くす」
『治療後』
与「なんとか一命は取り留めたよ」
敦「原因はなんでしたか!?」
与「薬の飲み過ぎ、、オーバードーズだ」
敦「でもなんでっ!?」
乱「本当に、死ぬつもりだったんだろうね」
国「ぇ、、?」
乱「きっと太宰はわかっていたんだ国木田が来ることも」
乱「、、嫌な予感がしたんだ、言っておけばよかった、、!」
国「乱歩さんの責任ではありませんっ、相棒である俺が気づけなかった、、!」
与「、、、入水による自殺未遂、なんで薬なんて使うかねぇ、」
太「ん、、」
乱「太宰っ!大丈夫か?」
太「ヒュッ、」
太「なんで、、貴方がここ、に、?」
敦「太宰さん!ぼくたちがどうしたんですか?」
太「ッッ‼︎ごめんなさいっ、!!謝るから、殴らないで、見捨てないで、!!」
誰がどう見ても、いつもの太宰ではない、
国「なぐっ、!?そんなことするはずないだろう!?」
乱「太宰、安心しろこいつらはお前の父親じゃない、」
乱「ぼくの目をよく見て」
今まで焦点が合わなかった瞳に乱歩の緑の目が映る
太「ぁ、、、」
太「ら、んぽさ、、、あつしくん、、くに、きだくん、」
敦「大丈夫ですか?!」
太「え、、あ、」
国「俺たちは太宰が隠したいと思っていることを無理に暴こうなんてしない、」
太「、、、ありがとう、」
乱「太宰、ちょっとこっちきて」
乱歩はそう言って太宰の手を引く、敦が不安そうにこちらを見てくるが国木田が乱歩さんなら大丈夫だと言うので少し安心しているようだ。
太「ら、乱歩さん、?」
乱「いいか、太宰」
太宰の体がビクッと跳ねるがお構いなしに乱歩は近づく
乱「、、ここは無理をするためにあるんじゃない、甘えてもいいんだよ」
太「ぇ、なんのことかわからなっ、」
乱「ほんとは太宰が1番わかってる、お前は甘えるのが下手だね」
そう言って太宰の頭を撫でる、少し下を向いて黙っている太宰を手で上に向かせる
太「ら、んぽさ、ん」
涙目で今にもこぼれ落ちそうな太宰の瞳を見て思う
乱「太宰は泣き方を知らない、そんな感情は吐き出してしまった方が楽だと知らない」
乱「武装探偵社の人に太宰の本心を否定する人はいないよ」
太「いま、は、、くるし、くてつらいです、、感じたことない、感情だからっ、」
太「感じちゃいけなかった、感情だったからッッ!」
静まりかえった冷たい空気の中で太宰の感情が爆発した
一瞬だったので聞き逃してしまいそうになる本心を乱歩は容易くキャッチする
乱「太宰、」
太「、、、はい、」
乱「がんばったね」
太「っ、、!」
太「私、頑張ってますよね、?」
乱「うん」
太「ちゃんと、いい人になれてますよね?」
乱「うん」
太「おださくの、言う人間に、、なれて、、ますか?」
乱「もちろんさ、」
太「そうですか、、」
乱(あぁ、そんな心底安心したような顔してることに太宰は気づいているのかな)
今はまだ、待ってあげよう。
泣くことすら知らない、知れなかった、小さな子供に教えてあげよう
今はまだ、泣くことはできなくても
その時が来るまで、いや
その時を僕たちが引き出してあげるために
今はただ__________
敦「ん?この本って、、」
国「太宰の、、過去?」
敦「太宰さんってポートマフィアだったらしいですけど、、」
国「どうせ下っ端で追い出されたんだろ」
敦「あー、、想像がつきますね、、、」
国「あぁ、できればつきたくないんだがな、、」
敦「後で一緒に見てみましょうか!」
国「そうだな、」
コメント
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続き楽しみに待ってます︎^_^
続き楽しみです! 太宰様の黒の時代ってめっちゃかっこいいですよね!? それに、太宰様の苦しむ姿が大好きなので… 太宰様の過去ってまだ不明ですから、知りたいですよね!!