テラーノベル
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田貫坂女史は、散歩をしながらフレブルの飼い主、花村婦人のところに来た。こじんまりしたイスラム風の白い壁の寺院だった。
「いらっしゃい!三十分位で終わりますから、ここでお茶でも飲んで、館内も自由に回って下さい。」「あ、お忙しいようでしたら、また改めますから」彼女は忙しそうだったからだ。
遠目に別室が伺えた。外人女性の様だが、怒り狂った様子で訴えている。暫くして納まり、花村女史は戻ってきた。入り口から入ったところに応接セットがあり、木洩れ日が落ち着く場所だった。タヌキさんはミントティを出された。「ここって回教とかの寺院なんですか?」彼女はたづねた。
「ええ、イスラム風の作りは明治初期の建物だと聞いております。特別に回教や宗教という訳じゃなく、中東から来日した女性や、日本人と結婚した女性の相談相手をしています。なかなか落ち着くでしょう?」「ええエキゾチックで。知り合いの女性で、こういう感じが好きそうな人がいるんです。今度連れて来ます。」黒木ダリアの事を思い浮かべたのだった。
屋内の別の場所からフレブルのチャールズが、遠吠えをしていた。
コメント
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第48話、読み終えました🌙 イスラム風の白い壁の寺院、すごく静かで独特な空気感があって、すっと入っていけました。花村婦人が中東から来た女性たちの相談相手をしているっていう設定がもう…深みがあって惹かれます。田貫坂女史が黒木ダリアを思い浮かべるところ、この作品ならではの繋がりだなって。 ラストのチャールズの遠吠え、何かを予感させるようでゾクっとしました。続きが気になります🕊
月城 蓮桜音
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水羽
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