〜阿部side〜
激しい頭痛に襲われて気がついたら目の前にはラウールとめめがいて少し後ろにふっかがいた…
3人ともボロボロになってて…
俺はやってしまったことを理解して謝ろうと声をだそうとしたけど…
ラウール「阿部ちゃん!」
ラウールが号泣しながら俺に抱きついてきた。
最年少なのに1番背が高いラウール…
俺は倒れそうになって慌てて受け止めた。
目黒「…良かった…」
深澤「…おかえり、阿部ちゃん。」
ラウールだけじゃなくてめめとふっかも優しく声をかけてくれて…俺は泣きそうになった。
この声が俺を助けてくれたんだ。
俺はラウールの頭を撫でてあげてめめとふっかにありがとうと微笑む。
ラウールはもう止められないくらい号泣してめめも泣き出していた。
ふっかも目に涙が溢れてるけどしっかりと俺を見つめてくれて頷いてくれた。
俺は悪くない。
信じていて良かった。
この言葉に救われた。
向井「阿部ちゃん!」
阿部「…康二。」
近くでは舘様と戦っていた康二と照と翔太が俺のところに来てくれた。
康二もラウール同様に号泣している…
特に歳下に心配かけちゃったな…
渡辺「阿部ちゃん。おかえり。」
岩本「よく頑張ってくれた。ありがとな!」
阿部「…照、翔太。」
翔太も照も全然怒ってなくて優しく微笑んでくれた。
渡辺「康二!そんな抱きついてたら阿部ちゃん立てないだろ!」
向井「…ええー」
渡辺「ずっとそうやって抱きついてるつもりかよ…!」
岩本「康二。阿部、立てるか?」
阿部「うん。大丈夫。ありがとう。」
照と翔太が康二を宥めてあげて俺は伸ばしてくれた照の手を取って立ち上がった。
ラウール「…舘…さん…」
宮舘「…ラウール、ありがとう。でも無理して話さなくていいよ。ちゃんと伝わってるから。…目黒とふっかも。」
目黒「…うん。けどおかえり舘さん。」
深澤「おかえり。ほら、立てる?」
宮舘「ありがとう。」
舘様もふっかに支えてもらいながら立ち上がった。
立ち上がった時舘様と目が合って…微笑み合った…。
どんなに深い闇に落ちたとしても助けてくれる…
やっぱり最高な仲間だなって改めて感じた…。けど…
深澤「…あとは佐久間か…」
ここにいないもう1人のメンバー…佐久間。
俺たちと一緒に闇に支配されて…でもここにいないって事はまだアイツらに…。
岩本「…阿部、舘さん。聞いてもいい?何があったか。」
深澤「…無理しない程度でいいよ。」
照の言葉で6人の視線が俺と舘様に向けられる。
阿部・宮舘「……………。」
俺は舘様とお互いに見つめて頷きあった。
阿部「…闇にいた時の記憶は曖昧なんだけど…。」
宮舘「…でも最初はいたんだ。佐久間も含めて俺たち3人は同じ場所に…」
俺と舘様は何があったのか闇にいた時のことを6人に伝える。
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