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花「えっと、この家には天使がいるっていう噂を聞いたんです。それで見に来たら宇津木先輩がいました」
すると宇津木は少し驚いたような顔をしてから笑った 宇「そんな理由で来られるとは思いませんでした。天使なんているわけないじゃないですか」
その反応にみんなが笑う。でも、私だけは知っている。彼女の言葉が強がりだってことを。だって彼女が初めて会ったときになんて言っていたかを覚えてるんだもん。彼女はこう言っているのだ。自分が天使だと認めればきっともうここには戻ってこれなくなるんじゃないか、と。だから本当は凄く怖くて泣きたいはずなのに、我慢しているのだ。それに気がつかないフリをして笑顔を作る。宇「ごめんなさい……」
とも「謝ることじゃないわよー!じゃあさ!この家に住む人達の紹介してくれない?」
宇「あっそうですね!!まずはこの人!!」
と言って紹介されたのはなんとも可愛らしい美少女だった。背が小さいせいもあってか年下なのかと思ったが違うようだ。胸もあるしな。まぁ小さいが 宇「こちらは私の妹の春音ちゃn……モゴァ……」
恋「はじめましてぇ♡よろしくお願いしまぁす」
恋歌は口を押さえられたまま必死に喋っているがまったく伝わっていないようだった。
宇「むぐぐうう……ぷはぁッ!!」
やっと解放された恋歌の顔はとても苦しそうな表情をしていた。というより息が出来ていなかっただけじゃないかと思うんだけど。とりあえずそんな事は置いといて 春音と言われた少女は確かに綺麗だと思う。顔立ちがいいとかそういうレベルじゃなくてなんていうか存在自体が輝いているっていう表現が正しいのか分からないけど少なくともこの子が可愛い事だけは分かる。
宇「はぁ……もう!いきなり何なんですか!」
白「だってあの子は貴女と同じ人間よ」
宇「同じじゃないですよ!明らかに雰囲気違いますもん!!」
兎「確かに違う気がしますねぇ……」
ともえちゃんと恋歌の言っている事が正論すぎて何も言い返せない自分が居た。それに僕自身も目の前の子には違和感を覚えていたからだ。上手く説明出来ないんだけどどこか変な雰囲気を感じていた。