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【閲覧注意】
・シャオちゃんがめちゃくちゃ可哀想な目にあいます
・モブが出ます
・幸せになりません
・グロいです
・話が長いです
これ等が苦手な方は引き返してください
sya視点
その時の俺は幸せやった。
いつものメンバーで、いつもの絡みで、いつもの生活で…
今日も変わらない日常かと思っとったのに…
〜数日前〜
「な〜、大先生〜。」
俺は退屈で、大先生に変顔でもしてもらおうと、声を掛けた。
「なんやシャオちゃん。もしかして暇なんか?…でも、あと少し待ってくれへんか。ブルシェンコ先生に出された課題が中々終わらへんのや。」
そう言って大先生は、俺の方を振り向かずに言った。
「ちぇ〜。つまらへんな〜。」
あまりにも暇やったから、外でジュースで
も買って気分転換しに行こうとした。
そうして口笛を吹きながら、自動販売機の
ボタンを押そうとした次の瞬間⸺
「むぐっ?!」
いきなり口をハンカチか何かで塞がれた。
声を出したかったが、出せなかった。
というか、出せなかった。
急に睡魔に襲われ、どうすることもできなかった。
そして俺は、眠りについてしまった。
「ん…。何処やここ…?」
気がついたら一面真っ白で、何も無い変な所に居た。
しかもガラス張りの部屋…。
嫌な予感がした。
「お〜!やっと起きたんだね!!トイフェル・シャオロン君⸺だっけ?」
白衣を着た20代ぐらいの男が、軽快に俺に話しかけながら、こちらに歩いて来た。
そいつを隅々まで見てみると、ある事に気が付いた。
「お前…もしかして人間なん?」
そう思ったのにはきちんと理由があった。
頭に角が無く、尻尾が無い⸺そして、悪魔と違う匂いがするからだ。
「うん、そうだけど…。だから何?」
そいつは何故か反応が薄かったけど、気にせず質問をしていく。
「俺をここに連れてきて、お前等は何するつもりなんや。」
始めに、気になった部分を質問していく。
「それはね〜、シャオロン君で⸺」
白衣に、ガラス張りの何も無い白い部屋…。俺の予感は的中してしまった。
とりあえず、ただでは済まない事は分かった。
魔界に帰れるのは、一体いつになるのか…。
始まったばかりやけど、諦めるしかないかもしれない。
でも、希望は絶対失いたくない。
ロボロ、トントン、ゾム、大先生⸺
「早く俺を助けてくれや…。」