ここは?僕は誰だろう。綺麗な景色だ。 でも…ぼくはだれ…?
「やっと起きたんだね」
『誰…?』
白いロングヘアーに澄んだ緑の目
天使みたいだ。まるで…この世界の神みたいな…?
「私は”リリス”。君はルイザ」
『ルイザ…?それが僕の名前…?』
「そうだよ。ルイザサンズ!」
彼女曰く、rise(光)の言い方を変えてRuizaにしたっていった
『僕以外にこの世界には何があるの?』
「何もないよ。今はね」
「君がこの世界のすべてを全てを創り出すんだ。この…『CREATE』でね」
リリスは僕にいろいろなことを教えた
AUについて、この創造ボタン(『CREATE』)の使い方やその他諸々のクリエイターが使うようなコマンド、AUの守護神のこと、この世界のこと…
『僕が…全部作るの?』
「うん。私はね…キャラクターが幸せな世界を作りたいの」
『キャラクターが幸せな世界…?』
僕が見たリリスの目は…どこか切なかった。悲しそうに見えた。でもどうしてかわからない
「でもね……私にはそんな権利全くないんだ」
『どうして?リリスだって…』
「だから、私はあなたを作った。幸せな世界を作るためにね」
権利は誰にもあるはずじゃないの…?僕には何も分からないんだ
まだ何も知らないから…
ルイザは僕の方を見続ける
『何か付いてる?』
「いや、その…ね?…オリジナルと同じ服装じゃ、君の性格に似合わないと思って」
少し考えたあとに
「いいこと思いついた!よく見ててね 」
リリスが指を鳴らすと 『OVERRIDE』(上書き)というコマンドが出てきた
『何するの?』
「OVERRIDEの使い方を見せてあげる」
リリスの指がボタンに触れた瞬間、僕の服装が変わった
『わぁ!』
パステルグリーンのマフラーに黄色のパーカー。4つの茶色いバッグのようなものが付いたベルトに縦に白い線が入った黒い長ズボンと黒と赤のスニーカー…背中には身長と同じくらいの黄色いナイフ
「これでいいかな」
『どうやったの?僕もすぐにできるようになる?』
「できるよ。」
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