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ある日のこと
事務所でご飯を食べている時だった
最近仁人の症状は少し安定したような気がする
前みたいに笑うことが増えた
でも、それは俺らの前だからかもしれない
そんなことを考えている時だった
jinto side
みんなでご飯を食べていた
俺がティッシュを取るためにふと立とうとした時
足に力が入らなかった
普段は力が入らなくなっても一瞬だけ
だけど今は、力が入る気がしない
「勇斗、っ…はや、っ…!!」
『仁人どうした、っ?』
「立てない、!!立てないよ、っ…」
『力入んねぇ?』
「入んない、っ!!いつも一瞬なのに、!!」
『仁人落ち着け、深呼吸しよ』
「っ… 」
『ちょっと、俺がマッサージするわ』
舜太も太智も、柔太朗も皆心配してくれている
だけど、初めての事で頭が困惑しすぎていた
勇斗が俺の足をマッサージしながら言った
『ぜってぇ治る…治るよ…っ』
『また、また普通に歩ける日が来っから』
「勇斗…?」
『だから、っ…だから…、』
『諦めんなよ、お前は、仁人は』
『永遠にM!LKのリーダーだよ…っ』
「…っ」
勇斗の言葉に、俺は相槌も打てなかった
「…何、言ってんの、!笑」
『え…っ?』
「そんなの、当たり前じゃん…っ!!」
『そっか…!!ドームも、立てるもんな』
「そうだよ、!!笑」
“そうだよ”、とは言ったものの”立つ”
とは言いきれなかった
それは、立てない可能性が十分にあるから
不安な気持ちがあったから
その時には、この世にいないかもしれないから
4話 end
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