“注意事項”
・二次創作
・ロフマオメイン
・世界滅亡した後の想像のお話
・空想上の化け物出てきます
・死ネタ
・半分(?)獣化します
新年明けましておめでとうございます、!
これらが大丈夫な方はどうぞ!!!
「みなさーん!!引いてくださいと指示が出ましたよ!!!」
不破さんと社長を探しつつ、僕は小走り気味になりながら周りに呼びかけた。
一通り呼び終わったけれど、不破さんと社長の姿は見当たらない。
「…どこ、、!?」
この時僕は悪い予感が過ぎった。アヌラと呼ばれるバケモノに顔を向けた。
もしかしてもう行っちゃったのか、?
もう2人はいなくなっちゃうのか?
信じられない。
幾らなんでもお別れの言葉が無いのは辛い。
「そんな…」
力なくその場にへたり込み、アヌラと呼ばれる化け物に手を伸ばした。
その途端、アヌラが…いやアヌラ様が神々しく思えてきた。
「あぁ…貴方様のその綺麗な身にあのおふたりがいるのですね…」
僕はそう言って祈りを捧げた。血に膝を着き、手を組み、天を仰ぐように。
また、アヌラ様に無礼な真似を働かないように。
「なんて不破さんと社長は光栄な人なのだろう!!!」
不破視点
化け物の目の前に来たものはいいものの、俺と社長はあまりにもデカい姿に立ちすくんでしまった。
「これ…どうやって攻撃を…」
殴ろうにも殴れない。攻撃力は上がっているものの身体能力までが上がっている訳ではないのですぐポッキリいかれてしまう。
「…ここまで来たならやるしか…」
そう社長に呼びかける。
そして自分を鼓舞するためでもあった。震えている足に鞭を打ってアヌラに向かって走り出した。
「うおりゃああああああ!!!」
そう自分の何百倍もある巨体を殴った。が、俺の腕が化け物の皮膚の中にすっぽり入ってしまった。
「…へ、?」
「不破さん、!?」
ピッタリハマっているどころかどんどん取り込まれている気がする。
社長は俺の方に向かって走ってきてまだ取り込まれていない方の腕を引っ張った。
「不破さんッ!!!ここで死なないでくださいよ、!!!」
何も考えずに突っ込んだ俺が悪い。
…だけどなんで社長がそんな悲しい顔をするのか分からない。
「…社長、なんか泣いてません?」
「ッいやっ、…これは泣かない方が難しいッ…」
そう言いながら俺の腕を懸命に引っ張っていく。だけどもそれは意味をなすこともなくだんだんアヌラに取り込まれていく。
俺の腕に絡みつく黒い粘液。
ここで俺は死ぬ事を悟った。
あ〜ぁ、最期は笑って別れたいのに。
「いやだッ、!!不破さんッ”!!不破さんッ!!!!」
そう泣き叫ぶ社長。
自分の阿呆な行動に社長を巻き込んで死にたくない。
社長を巻き込むくらいなら…
「社長。」
「っなんですか、!?不破さん、!」
せっかくなら社長に最期の頼みを。
「笑え。もちさんと、甲斐田と。」
「ッ、!?」
社長の腕を握る手が少し弱まる。その瞬間を狙ってまだ動く足を社長のお腹に向かって蹴った。
少し強めに。自分に近付かれちゃ困るから。
「っぐ、ぅ…」
笑えとは言ったものの、俺がお腹を蹴ったら苦しそうな顔になるよな。
ごめんな。
社長。
視界はやがて真っ黒に染まって、焼けるように熱い身体の感覚が無くなるまで社長がいた方に顔を向けていた。
「不破さんだって…」
泣いてたじゃないですか…
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