[?]……客かい?いらっしゃい。キミの願いは?
ーLONELINESS 第一章、開幕!ー
『第一話 ロンリネス 』
ーニ反田優星 視点ー
ポツ、ポツ………ザァァァァ…
優星「 うっわ!最悪ぅ〜…、雨降ってきたぁ… 」
『雨水が顔にあたり、身震いする。』
優星「 うっ!!冷たっ!…この季節、こんな寒かったっけな… 」
『取りあえず、なんとかこの冷たい雨水にあたるのを逃れるため雨宿りできるところを探す。』
……、いつ、こんな森の奥まで来てたっけ……、
『まぁいいか。と思いつつ走る。』
優星「 …、?なんか匂いがする…?、……紅茶の匂い…、家があるかも!!! 」
『匂いを頼りに家を探し、走る。』
『しばらく走ると青い屋根の家が見えてきた。』
優星「 !!家だぁ!! 」
は~…、やっと見つけた…疲れたぁ〜…
『ぱっと走り屋根の下に来る。』
ギギギギ……
……?、なんだろ扉…が開い、て……
優星「 わぁぁ!!?おばけー!!? 」
『見ると、片目をくり抜かれた人形?が動いていた。』
優星「いやぁぁ!!食べないで〜!!!……ぎゃぁっ!」
??「 わっ!どうしたんだい? 」
優星「え…あ…、ごめんなさ…っ」
??「……こいつか…(小声)ごめん、この子が驚かせたみたいだね(人形を睨む)」
人形「…!?」ピューッ(逃げる)
優星「あ…逃げてった……、よかったぁぁ…」(その場に崩れ落ちる)
??「あぁ…、大丈夫かい?立てる?」(手を差し伸べる)
優星「ん…、ありがとう…、」(その手を取る)
優星「あの…この建物は…?」
??「あぁ、これは”孤児院”だよ」
優星「こじ…いん……」
『孤児院…ってなんだっけ…と想像する。……まじでなんだっけ と思っているとお兄さんが考えを見透かしたように教えてくれた。』
??「あ、孤児院ってのは…ん〜…、親とか、家庭環境が複雑な子が集まる場所みたいなとこかな?もしかして興味ある?」
優星「…………、ねぇ、おにいさん…そこ…入ってみたい…」
??「え?やっぱ事情があるの?全然いいけど…親御さんは?」
優星「…多分、大丈夫」
??「そっか!ならいいや! いらっしゃい。これからよろしくね」
優星「!うん!…えっと…名前…」
??「あぁ、僕は………」
『お兄さんは言いかけたところで考え込んだ。』
??「うう〜ん…なんて言えばいいかな…(小声)」
??「あぁ…、あれにしようか。」
??「僕は___」
“エリカ”
エリカ「_って呼んでもらえたら」
優星「わかった…、エリカ、」
エリカ「君の名前は?」
優星「ニ反田優星…」
エリカ「優星!よろしく」
優星「よろしく…ちなみに、孤児院の名前…とかって?」
エリカ「ん〜とね、ここは…」
LONELINESS
『……これから、晴れて僕は孤児院に入った。』
ー1話 終ー
↓こっからは名前のネタバレ?知りたくない人はスクロール
わ
ん
く
OK?
エリカの花言葉は「孤独」
LONELINESSも英語で孤独と読む。
ここは孤独な人間が、孤独の子供たちを集めるところ。
コメント
3件
優星登場した~! これは続きが気になりますね… 気長に続き、待ってます🙌🏻