「「命とはなんとも儚いものである。」」
数々の英雄が口を揃えて言う言葉である。
此処は«魔法»の存在するセカイ
«魔法»を使える«魔法使い»は数少ないが
«魔法使い»は皆«英雄»である。
これは、1人の魔法使いと
4人の愉快な仲間達の物語_____
☁︎.*・゚┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈゚・*.︎︎☁︎︎︎︎
[ど〜ず〜る〜さんっ!]
『どうしたの?Or』
[彼処でBnさん何してると思います?]
『さぁ?お供えしてるように見えるけどね』
[僕聞いてきて良いですか?]
『まぁ、それくらいは良いんじゃない?』
[じゃあ、おらふ号行ってきます!!]
『行ってらっしゃ〜いww』
今見送りをした彼はDz。
数少ない«魔法使い»が居るパーティーの
統括をとる立派なリーダーである。
そして、今駆け出して行った彼はOr。
天真爛漫で、 いつもみんなを笑顔にしている
パーティーのムードーメーカーである。
[BnさんBnさん!]
「あ、Or、どうしたの?」
[何サボってるんですか〜?]
「サボってないのよw」
Orと談笑をする彼はBn。
この物語の主人公であり、
パーティー内唯一の«魔法使い»である。
「結界のようす見てただけ、」
[なぁんだ、]
[DzさんにBnさんがサボってるって
言いに行こうとしたのに…]
「今はサボってないからな( ー̀֊ー́ )」
〖意地張る事じゃないんすよ〗
「あ、Mn、」
話に混ざりに来た彼はMn。
建築力が高く、彼等の今の住居も
彼が作っている。
〖にしても平和っすね〜〗
[結界も大丈夫だったんよね?]
「あぁ、」
「…ほんと、可笑しいくらいに平和だ」
[………]
〖…そういや、Qnは?〗
[Qn?確かに何処居るんやろ…]
『Qnならだいぶ前に
結界の外の様子見てきますって言ってたけど 』
〖それって何時頃の話っすか?〗
『Mnが起きてくる前だから、6:00頃かな…?』
[え、今の時間昼ですよね…?]
「………ッ!!」
なにを思い詰めたのか、Bnは走り出した
『ちょっ、Bnさん!?』
「Qnチャンどっち行った!?」
『…右回りに1周、』
「…じゃあ左から行った方が良いか、ボソッ」
Qn、と言われる彼等の5人目の仲間を
助けに行く為に、Bnは走り出した。
[…Dz Mnは行かなくていいん?]
〖それ言うならOrもだろ〗
[僕は遠距離特化やから向いてないんよ…]
[だからさ、僕の分まで助けに行ってくれん?]
〖…Or、〗
[ん?どしたん?]
〖はい、拳銃、〗
[えッ、?だから僕は…]
〖俺等5人で1つのパーティーだろ?〗
〖 one for all all for one 〗
〖5人で行かなきゃ意味ないだろ?〗
[…そうやね!行くか!]
残る3人も仲間を助ける為、駆け出していった
駆け出した先、結界の外。
目の前には倒れた仲間と大きな魔獣が居た。
[Qnッ…!?!?]
「ッ…」
「«青炎»」
Bnがそう言い放つと、Qnを倒したであろう
敵の周りに、青い炎が発生した
〖…よくもッ、Qnを!!!〗
ザシュッッッ
1番Qnへの想いが強いMnが立ち向かうものの
斬れたのは敵の僅かな部分だけ、
4人より遥かに大きな敵は
ビクともしない様子だった
その後も、Orの拳銃やDzの拳、
Bnの魔法など、様々なものを使ったが
致命傷は与えられなかった。
なんなら4人が押されていっていた。
『やばいね、……』
『もう誰か1人欠けてもおかしくないっすね…』
[…………]
「俺の魔法に治癒はないから……、」
『気負いしないでください、』
『Bnさんは何も悪くないですから』
『あ、もちろんOrとMnもね?』
[ありがとうございます……]
〖ッ!? Or!後ろッッ!!!!〗
グサッ
『う”ぁっ……』
微かな断末魔と共に、Orが崩れ落ちた。
Orの肌は少しずつ冷たくなっていっていた。
〖Or…ッッ、〗
彼等には全く敵わない相手。
チーム内最強が殺られてしまった相手。
その相手の強さに3人共怯えていた。
3人の瞳には絶望が映っていた。
「………«狂乱華»。」
沈黙の中、再び戦い出したのはBnだった。
身体能力強化の魔法、
いわゆる “ バフ ” が彼等に付いた。
『Bnさん…!?』
「…せめて、2人の仇はうってやろうぜ、」
「悲しみに暮れるのはその後、!」
「……今は俺等の命を優先しないとだからな」
『…そうだね!』
〖Bnさんたまにはいい事言うじゃないすか!〗
「 “ たまには ” じゃないでしょ!?w」
再び戦いの火蓋が切られた。
激しい音が響き渡る。
猛獣の金切り声がする。
Mnの長剣が悲鳴をあげる。
Dzの腕が切断される。
Dzが冷たくなっていく。
「Dzさぁぁぁんッッ!!!!」
Bnの叫び声が周囲に響く。
Mnの涙が乾いた地面に落ちる。
数々の魔法の音が聞こえる。
長剣が折れた音が聞こえる。
さっきまでしなかった銃の音がする。
…2人が共に、仲間の想いを胸に、
必死に戦っている。
猛獣の金切り声が声量をあげる
耳が壊れるほどの悲鳴が響く。
Bnが最大火力の魔法を打つ。
ただし、もう魔力切れも近い。
〖…Bnさん〗
「…なに、?どうしたの?」
〖……………ありがとうございました。〗
「…え、ッ?」
〖最大火力は使わないで下さい、〗
〖Bnさんには “ これから ” があるんですから〗
「え、…?は…??」
〖…さよなら、先輩、〗
「え…?Mn、今まで1回も俺のこと…」
〖………ッ、〗
その瞬間、Mnが敵へと走り出した
敵から反撃が来る事に怯えず。
自分の危険な行動に怯まず、
…ただ、走り、そして、
大きな一撃を入れ、的にトドメを刺した。
そのとどめの代償は命。
Mnも、ゆっくり落ちては冷たくなっていた。
「…ッ!!!」
敵の討伐には成功した。
ただし、命よりも大切なものを失った。
…Bnはそっと目を閉じ、
最後の魔力を全て注ぎ込み、魔法を放った
「 «« 夢幻泡影 »» 。」
その瞬間、Bnがその場に倒れ込んだ。
Bnはもう、呼吸をしていない。
« 夢幻泡影 » 。
* 契りを交わした者の命を戻す魔法 * 。
代償は、使用者の命。
それからしばらく経ち、Dzが目を覚ました。
辺りには倒れた仲間。
ただし皆、ほんのり温かみを帯びている。
ただ1人を除いて。
DzはすぐにBnに駆け寄った。
そしてぽつりと呟く。
『…それじゃあ意味ないよ、…ッ』
やがて4人が目を覚まし、1箇所に集う。
中央には倒れた仲間。
皆言葉にはしないが、様々な想いを抱えている。
果たして、彼等に “ これから ” を生きる理由は
あるのだろうか……?
この作品はいかがでしたか?
203
コメント
9件
bnさんっっ、! 「自分1人だけになる運命」は変わらないんだなぁ、 自分が死ぬか仲間が死ぬか、 bnさんにとったら自分が死ぬ方が良かったのな、 なんて妄想を1人でしてますん







