🦊「…ん?あれ?ここってもしかして…」
💭「私たちの世界!?」
🌙「どうなってんのこれ…。」
⚡️「うげぇ…情報量多すぎて酔いそう。」
明らかにさっきまでいた世界とは景色も雰囲気も何もかもが違う。
どうやら元の世界に戻ってきたらしい。
🍷「お前らなかなか起きないからまじで死んだのかと思った。」
っは……!!そうだこいつだこいつ。
👾「お前はいったい誰なんだよ!!」
🍷「あ、俺?言ってなかったっけ?俺はワレモノ、よろしく。」
いや知らん…。ちょっとぐらい知ってるかなと思ってたけど全く知らん人出てきた…。
👾「えっと、俺の名前は…」
🍷「あー、大丈夫大丈夫、知ってるから。」
👾「え?知ってる?」
🍷「はるーでしょ?」
👾「え…?なんで知って…」
会ったことも見たこともないのになんで俺の名前を知ってるんだろう。
🍷「お前たちさ、さっきまで東京にいたのに急に元の世界に飛ばされたって言って戸惑ってるじゃん?」
👾「うん。」
🍷「違うんだよ、あれは俺が作った“仮想空間”。」
🫘「仮想空間…?」
🍷「そう、つまりお前たちはずっと変わらずこの世界にいたってわけ。世界が変わったんじゃなくて俺がお前たちに幻想を見せてたんだよ。」
💭「そんなバカな(笑)」
🍷「まだ信じられないか…。お前たち、実際に魔法使ったりできただろ?あれはこの世界にいたっていう証拠だよ。本当の世界じゃ魔法なんて使えるはずがない。」
⚡️「まぁそうだとは思ってたけどな。」
🍷「あの仮想空間は、はるーの脳内からデータを引っ張り出してきて、それを元に作ったんだ〜!!」
🍯「え、どゆことどゆこと。」
🍷「つまりあれは、はるーがこの世界に来る前に実際に見て体験した世界。それをそのままここに置き換えただけってわけ。」
💭「やってることイカつすぎるって…。」
🍷「なかなか複雑なデータだったから読み取るのに凄い時間かかったんだよ!?はるーがこの世界に来た当初から読み取り始めてたのに、マナトが賢者になる頃までかかったんだよ、ほんとに大変だった。」
🕯「なんでマナトが賢者になったこと知ってるの。」
🍷「え?俺、お前らのことずっと見てたよ?はるーがマナトに出会ったことも、はにけーきが2人をパシらせたことも、ごまめが急に現れたことも、ユメがはるーたちのテントを襲撃しようとしたことも。全部知ってる。」
⚡️「こわ。」
これを“こわ”だけで済ませられるお前が1番怖いわ。
🦊「ワレモノさんはなんでそんなことしようと思ったの?」
確かに、それはすごく気になる。
🍷「暇だったから?」
👾⚡️🍯🫘💭🌙🕯🐸🦊「え?」
🍷「ん?」
💭「ちょいちょいちょい、ちょっとまてぃ!!」
🍷「どうしたの?」
💭「いやおかしいでしょ!!暇だったら勝手に他人の脳内からデータ引っ張り出していいの?」
🍷「ダメなの?」
💭「ダメに決まってるじゃん!!!」
🍷「えぇ…そうなの。」
⚡️「当たり前だろ。お前、人の心無いんか。」
🍷「無いかもね。」
⚡️「あぁ、ダメだこいつはもう手遅れだ。」
諦めんの早。
💭「さすがに私、これだけは許せないわ。」
珍しくユメがすごい怒ってる。
🍯「許せんなぁ…許せんなぁ…!!」
あぁ、こいつも便乗してきた。
🌙「あの人と戦うつもりですか?」
💭「もちろん、あんな理不尽な人は放っておけないし、1回わからせないとダメでしょ。」
🐸「でも、仮想空間作ったりできるようなとんでもない超人ですよ…?私たちで太刀打ちできるようなものなんでしょうかね…。」
💭「んん…確かに。」
🫘「まぁ物は試しやろ、やってみやなわからへんし。」
💭「そうそう!!ここはみんなで協力して頑張ろう!!」
いつの間にか“打倒ワレモノ”がスローガンとして成立してしまっていた。
あんなとてつもない力を持っている相手に俺たちごときが勝てるとは到底思えない。
しかし、時すでに遅し。
こいつらは戦う気満々。
今更やめておこうなんて言えない状況になってしまった。
🫘「もちろんはるーも戦うつもりやんな?」
👾「…あぁ、うん。」
やべええええ、うんって言っちゃったーー!!!
終わった…終わった…。
💭「おい!!」
🍷「はい?」
💭「お、お前みたいな勝手なやつは許さない!!私たちが直々に成敗してやる!!」
とうとう言いやがった。
🍷「お?やるか?全然受けて立つよ?」
え?めっちゃ乗り気じゃん。
まって嘘でしょ?
💭「の、望むところだーー!!!」
こうして戦闘が始まることとなった。
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