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歌大好き!
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#異世界
あのち
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「 言葉の主 」
────────────────────────
朝 俺はいつもより早く起きてしまった
「……いてえ。」
昨日の夜の傷の痛みがまだ残ってる。
絆創膏買ってないからな… どうしよう。
「…水洗いして、後はそのままでいいか。」
俺は洗面所へ行き、顔にある傷を洗った
傷を洗い終わり、鏡を見る
「まあ、…慣れてるし。」
そう言いながら制服を着る
でも、
ふと昨日の言葉を思い出す
『 力は誰かを護る為に使え 』
“ 孤独で戦うな ”
「………」
俺は自分の頬を叩き、考えないようにする
…考えるな。
俺は独りでいい。…いや、独りがいい。
独りの方が楽で、傷つかない。
だから───
「…俺は…独りが1番いいんだ。」
そう言い聞かせながら、俺は家を出た
────────────────
学校に着き、廊下を歩く
皆が皆、俺を見ている。
「……」
昨日の傷が何故か痛む
今までこんなことなんて無かったのにな。
?? 「……君、待って」
「……あ?」
後ろを振り向くと、知らねえ奴がいた
………腕に 保健委員長 …
こいつ、保健委員長…?
?? 「…顔、怪我してる」
「……してねえ」
保健委員長が俺の顔をジーッと見つめる
?? 「……その傷、昨日…?」
「……関係ねえ」
?? 「前髪で隠れてて見えない…ちょっと触るね」
保健委員長が触ろうとした途端…
「…!! 触んな!!!」
?? 「……! ごめん。」
保健委員長が手を下ろす
?? 「…見る感じ、絆創膏じゃ足りなそう
腫れてるし、ほっといたら跡になるかも」
「別に」
?? 「良くない。」
?? 「……保健室、おいで。」
「行かねえ」
?? 「来れる時でいい。もし傷の手当してほしかったら、3年b組の葛西鳴琉(かさい なる)って呼んでくれていいから。」
葛西 「分かった?」
「……」
返事はしなかった
葛西は少し俺を見て、
葛西 「じゃあね。」
そう言って去っていった
ポケットに違和感があってポケットを見る
…いつの間にかガーゼと湿布が入っていた
「……」
…なんなんだ、あいつ。
「……」
俺はガーゼを見つめる
使う気なんてない。…ないのに、
捨てる気にもなれなかった。
だから俺は、ガーゼと湿布をポケットの中に戻した
────────────────
教室へ入ると、何故か廊下が騒がしい
モブ 「保健委員長 生活委員長呼べ!!」
モブ 「怪我人が!!」
「……?」
何事だと思って廊下を見る
風間 「おいお前ら気になるのは分かるけど離れろ」
葛西 「…大丈夫? 息、できる?」
天城 「先生呼んで〜!」
「……」
不良校なのに、ちゃんとしてると思った
普通こういうの見たら面倒だから放置だろ。
なのに、
誰も笑わない 誰も撮らない …助けようとしてる。
「……バッカみてえ。」
そう言ったのに、何故か目が離れなかった
天城 「なる、保健室運ぼ」
風間 「分かった」
そう言って怪我人が保健室へ運ばれていく
モブ 「あいつ、大丈夫かな…」
風間 「あいつなら大丈夫。ほら、後は任せとけ」
…あいつ、生活委員長だっけ。
モブ共の奴らを安心させてる。
風間 「……あれ、嶺二も怪我してんじゃん」
風間がこっちへ来る
「お前には関係ねえだろ」
風間 「関係ある」
「ねえ」
風間 「放課後、生徒会長に会うんだろ。」
「行かねえ」
風間 「行くんだよ」
「だから行かねえって」
風間 「おら 顔貸してみ」
「……あ?」
風間 「放課後生徒会長に会うんだから、俺が治してやる」
「別にいい」
風間 「俺が嫌だ」
「は?」
風間 「生活委員長だからな。」
風間 「葛西にも言われただろ〜?」
「……」
風間 「図星か」
俺のポケットの中にあったガーゼを取り出す
俺は反射的にポケットを抑えた
風間 「お、使う気だった?」
「ちげえよ」
風間 「……ふーん」
風間は慣れない手つきで俺の傷にガーゼを貼ろうとする
風間 「あ、ズレた」
「……いてえ…!!」
手当てされながら思う。
一体こいつらは俺のなんなんだ?
ましてや昨日会ったばっかりなのに。
風間 「よし。こんなもんだろ」
風間 「痛かった?」
「……別に」
風間 「そっか」
……こいつ、うぜえ。
あたかも自分が怪我したかのような顔をして。
……本当に、
………うぜえ。
風間 「じゃ、またあとでな」
「……」
俺が無視をすると風間は去っていった
────────────────
放課後 俺は鞄を持ち、帰ろうとした
風間 「よー嶺二〜、さっきぶりだな」
「……」
帰ろうとすると、風間がやってきた
風間 「帰ろうとしてたろ」
「あたりめえだ」
風間 「生徒会長と副委員長が待ってるぞ?」
「……副委員長?」
この学校、副委員長もいるのか?
風間 「まあ簡単に言うと、生徒会長の代理担当と書記担当かな 」
「…別に聞いてねえ」
風間 「そっか。なら上の階行くか」
「……」
行きたくねえ。
…けど、この学校のてっぺんのやつが誰か気になる
風間 「着いた… この階段キツいんだよな」
「……」
風間 「…じゃあ、開けるぞ」
「…」
扉を開けた瞬間 俺は驚きが止まらなかった
コメント
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第3話読んだ!主人公の「独りがいい」ってセリフにグッときたわ…。でも風間と葛西の距離感が絶妙で、あのガーゼ捨てられないもどかしさがリアル。生徒会長が誰か気になって仕方ない!次が楽しみすぎる🔥