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しろまる様……このエピソード、尊すぎて無理です😭💕✨ 教室でライくんがジュース差し出しながら「前、好きって言ってたやつ」って……覚えてたことにまず胸熱すぎるし、頭撫でながら「だから?」の余裕、反則級すぎる(笑)屋上のシーンは完全に涙腺崩壊でした……「百年って、長かった?」からの「もう一人にしない」にマナちゃんが言うところ、もうこっちも一緒に泣きました……そしてキス後の「好きすぎて」ってライくんから出るのエモすぎん?? 二人とも初恋みたいに初々しいのに、百年前からの想いが詰まってて、そのギャップがもう沼です…… 次話も絶対読みます……!✨💘
付き合うことになったのは、その三日後だった。
正確には。
「……これ、付き合ってるってことでいいの?」
とマナが聞いて、
「違うの?」
とライが返し、
「いや違わないけど!?」
という会話の末、正式に恋人になった。
なんとも二人らしい始まりだった。
「……で?」
昼休み。
教室でニヤニヤしている友人に、マナは顔をしかめた。
「で、って何」
「最近ずっと伊波と一緒じゃん」
「別に普通だし」
「へぇ〜?」
絶対信じてない顔。
マナは視線を逸らした。
だって仕方ない。
付き合い始めてからのライが、前より距離感おかしいのだ。
朝、「おはよう」って言いながら自然に頭を撫でてくるし。
移動教室では当然みたいに隣歩くし。
帰り道は手を繋ぎたがるし。
何より。
恋人になってから、ライの視線が前より甘い。
「……っ」
思い出しただけで顔が熱くなる。
すると後ろの席から声がした。
「マナ」
「うわ!?」
振り返ると、ライが立っていた。
「何驚いてんの」
「急に話しかけんな!」
「?」
本気で分かってなさそうな顔。
マナは頭を抱えたくなる。
ライは平然としたまま、マナの机にジュースを置いた。
「これ」
「え?」
「前、好きって言ってたやつ」
マナは目を丸くする。
確かに数日前、コンビニで「これ美味いんだよね」と言った気がする。
覚えてたんだ。
「……ありがと」
「ん」
ライはそれだけ言って、自然にマナの頭を撫でた。
教室が静まる。
周りの視線が一気に集まった。
「…………」
マナの顔が爆発みたいに赤くなる。
「ライ!!」
「何」
「教室!!」
「だから?」
「だから!?!?」
周りから「えっ」「なにあれ」「距離近……」みたいな声が聞こえる。
ライはまったく気にしていない。
「恋人なんだから普通でしょ」
「普通じゃない!」
「前世ではもっとしてた」
「その情報いらない!!」
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教室中がざわつき始めて、マナは机に突っ伏した。
無理だ。
この男、たまに爆弾投げてくる。
放課後。
「……で、逃げてきた」
「お前ほんと面白い」
屋上。
フェンスにもたれて笑うライに、マナは恨めしそうな目を向ける。
「誰のせいだと思ってんの」
「俺?」
「自覚あったんだ」
ライは少し笑った。
風が吹く。
夕暮れの空。
二人きり。
そういう空気になると、急に意識してしまう。
付き合った。
恋人になった。
その事実がまだ現実味なくて、でも嬉しくて。
「……マナ」
「ん」
ライが隣へ座る。
肩が触れる。
近い。
「今日、うれしかった」
「何が」
「“ありがと”って笑ったの」
マナは目を瞬かせた。
そんなことで?
でもライは本当に嬉しそうだった。
「……百年前も」
ライが静かに言う。
「お前、あんまり素直じゃなかった」
「え、俺?」
「“うれしい”とか恥ずかしくて言えなくて」
「……なんか今もそんな気する」
ライは小さく笑った。
「でも、たまに言ってくれるのが好きだった」
胸が熱くなる。
百年前の自分を、ライは本当に大事にしていたんだ。
そして今の自分も、同じように見てくれている。
「……ライ」
「ん?」
「百年間、寂しくなかった?」
ライの表情が少し止まった。
聞いてはいけないことだったかもしれない。
そう思った時。
「……寂しかったよ」
静かな声。
夕焼けを見つめたまま、ライは笑った。
「ずっと」
マナの胸が締め付けられる。
「何回も探した」
「……」
「でも、見つからなくて」
ライは強い人だと思っていた。
静かで、大人で、あまり弱音を吐かない。
でもきっと、本当はずっと苦しかった。
「百年って、長かった?」
マナが小さく聞く。
ライは少し考えてから答えた。
「……長かった」
その一言だけで十分だった。
マナは気づけばライの袖を掴んでいた。
「もう一人にしない」
ライの目が揺れる。
「今度はちゃんと隣いる」
言いながら、自分の目も熱くなる。
百年前、先にいなくなってしまった。
ライを置いていってしまった。
その記憶が、今になって苦しい。
ライはそんなマナを見つめて、そっと頬に触れた。
優しい手。
「……マナ」
低い声。
親指が涙を拭う。
近い。
夕焼けの光の中、ライの顔がゆっくり近づく。
マナの呼吸が止まる。
これが何かわからないほど子供じゃない。
でも。
前世の記憶があるのに、今はまた初めてみたいに緊張する。
「……嫌なら離れる」
ライの声は優しかった。
マナは顔を真っ赤にしながら、小さく首を横に振る。
「……嫌じゃない」
その瞬間。
ライの唇が、そっと触れた。
一瞬だけのキス。
柔らかくて、温かい。
離れたあと、二人とも固まる。
風の音だけが響く。
「……っ」
先に限界を迎えたのはマナだった。
「む、無理!!」
顔を覆ってしゃがみ込む。
「死ぬ!!」
「死なない」
ライは耳を赤くしながらも、少し笑っていた。
「……でも、俺も無理かも」
「え」
「好きすぎて」
マナの顔がさらに赤くなる。
心臓がうるさい。
百年前に恋をした相手と、もう一度恋をしている。
しかも今度は、ちゃんと未来がある。
それがどうしようもなく嬉しくて。
マナは泣きそうになりながら、もう一度ライの制服をぎゅっと掴んだ。