青い空。
青い海。
そしてその青い綺麗な景色を背中に笑う君。
『見てみて〜!凄く綺麗だよ!!』
「あはっ、そうだね」
僕らは小さな島に住んでいた。
住んでいる人間も、年寄りの方が 多く、若い人間は数えるほどしかいない小さな島。
だけど、小さなスーパーもあるし、無料の船だって出てるので、何か大きな買い物をしたいときは いつだって出かけられたし、
ある程度の生活はできるので、そこまで不便ではなかった。
そんな小さな島で、僕らは高校に通い、帰りには沢山話して、家に帰って。の日常を送った。
普通の日常を送っているときに、夏休みに入った。
『夏休みだぁ!どうする?何する?』
とてもキラキラした目でこちらを向く彼女。
その顔がとてつもなく可愛い。
『ん〜…船で本州向かって旅行してみるのは?』
「え!?旅行!?ほんとに!?」
『まあお金に余裕があればだけどね』
「行きたいっ!!!」
ワクワクしながら旅行の計画を立てていた。
あ〜、あそこも行きたいなぁ、
これもやりたい
あれ、やりたかったな
ここも行きたかったな…ぁ
────なんて、夢見ても もう駄目か。
コメント
9件
センスの塊じゃん( * ॑꒳ ॑* )✨ なんか感動する話になりそう🫶🏻💭
早い!? まじでさ〜センスの塊すぎん?