【 五条side 】
五条「とりあえず、傑はなんか拭くもン持ってきて。」
五条「硝子はそいつ頼んだ。」
時透「そいつて。」
硝子「ん、りょーかい。」
五条「…で、アンタなんでそこまですんの?」
花野「…………。」
花野尊
五条家に縁談を持ちかけてきた名家のお嬢様。
恐らくアイツを呼び出したのも、
この花瓶も
この女の策略だろう。
五条「アンタはこーゆーのしないと思ってたけど。」
いかにも清楚で上品なお嬢様。
こんなことをするとは予想していなかった。
花野「…なんでみなさんは時透さんのことを信じるんですか。」
花野「彼女がやったかもしれないのに。」
下を向いてそう言う花野。
五条(てことは、やっぱりコイツがやったのか。)
五条「なんでって……」
あれ?なんでだ?
アイツはこーゆーことしないって思ってるからか?
いや、この女もしなさそうだと思ってたし、、
五条(…………。)
花野「あ、やったのは私です。」
五条「あ、うん。」
サラッと白状してくれてありがとう。
あらぬ疑いかけたかと思ったわ。
五条「なんで、か。」
五条「……アイツさ、人の何倍も他人の事信頼してんだよね。」
花野「信頼?」
五条「うん。たぶん。」
花野「たぶん……」
五条「俺から見たら、そう見える。」
五条「だから色んなことに巻き込まれるっていう特性持ってやがるけど、」
五条「アイツが誰かを裏切ったり、こーゆー事しないってこと、俺は知ってる。」
五条「つーか信じてる。」
花野「…………。」
五条「……まあ、それは信じてるってだけの話で、」
五条「アイツが誰かとドンパチするとしたら俺とだって知ってるからかな。」
花野「え、?五条さんと?」
五条「そ。」
花野「やだ私、、てっきり色目でも使ったのかと、、」
五条「アイツに色気?? ねぇよ。」
五条「食い気の方に全部回してるぜ。」
五条「アイツは別に俺のこと、たぶん、」
五条「たぶん好きじゃない。」
花野(強調した、、)
五条「俺の中に居座ってるってわけじゃない。」
五条「俺が引き止めてる。」
花野「……五条さんは、時透さんに、その、」
五条「まあ、そう。それだ。」
花野「あぁ、あの、それなんですね。」
五条「ウン。言わないで。」
花野「あ、はい。」
五条・花野「「…………」」
☆気まず_______
花野「……私、時透さんに謝ります。」
花野「それから、五条さんのことも諦めます。」
五条「……おう、」
花野「一方通行なら良かったのに、、」
五条「なにが?」
花野「……いえ、どうやら種は植えてあったようなので、私は見守ったり、少しだけ手を加えようと思います。」
花野「開花の時期が異なっても花束にしたら1つですからね。」
五条「……おう(?)」
やべぇ。
お嬢様わからん。←御坊ちゃま
拝啓 “ 箱入りお嬢様 ” だった君へ
お嬢様って普通コレじゃね?
俺、お前のお嬢様シーン数話しか見た事ないんだけど。
気のせい?
コメント
15件
今回も最高すぎました、、花野ちゃんいい子だし。。 この隠し方的に、五条さんと時透ちゃんは結ばれる伏線という受け取り方でよろしいですか(((
花野ちゃん…いい子じゃないのっ! しかも最後の言葉素敵すぎるじゃないっ あと五条よ…告れ。(((
花野ちゃんの隠し方すご‥‥てかそれを思いついた宵ちゃん凄すぎます!五条、「たぶん」じゃなくて絶対だよ?絶対に好きだよ??